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2006年5月20日 (土)

途上国でお米1

日本を離れて暮らしていると、日本の良いところ悪いところがいろいろと見えてきます。中でも、かなり疑問に感じるのは、お米の値段です。サウジアラビアにいたころ、スーパーマーケットには常に長粒米、短粒米がずらりと並んでいました。長粒米はインドやパキスタンから、日本と同じ短粒米はオーストラリアから輸入されたものです。エジプト米も日本の技術援助で品質が上がってきていたので、少しずつですが店頭に並ぶようになっていました。値段はどこのお米もだいたい1キロ50円ほど、高級品種であるバスマティライスやジャスミンライス(長粒米)でも、1キロ100円くらいでした。ここでふと疑問が浮かびます。米を国内生産している日本では、安いものでも1キロ300円はします。なぜ、すべて輸入している中東の国の方が安いのでしょうか。金持ちのサウジ政府がだいぶ援助しているのだということも聞いたことはありますが、国家予算の半分が外国の援助金というヨルダンでさえ、オーストラリア米で1キロ90円程度でした。

農家がそれだけの費用と労力をかけて米を生産していることは認めますが、日本政府がそこまで米の値段を高く保つ必要があるのでしょうか。農家の米離れを防ぎ、食糧自給率を堅持しようという意図はわからないでもありません。確かに、外国米が全面的に輸入解禁になれば、日本の農家はあっという間に価格競争に負けてしまうでしょう。しかし、主食がこんなに高い国は世界中どこにもありません。米を解禁し、安い外国米と、高いがそれなりの品質を持った日本米を、市場で競争させる方がよほど健全です。選択は国民にまかせれば良いのではないでしょうか。ちなみに私は、日本に帰ってくると毎回お米のおいしさに衝撃を受けます。東京駅のお弁当、コンビニのおにぎり、10キロ3800円のお米を家で食べるとき、本当に感動するほどおいしいのです。日本から任地に戻ると、それまでおいしいと思っていたオーストラリア米が、ものすごく味気ないものに感じます。もちろん、しばらくすればまた慣れてしまうのですが…。なので、外国米を輸入解禁しても、決して日本米が全面的に負けることはないという自信があります。本当に、なんとかならないものでしょうか。

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