« 湾岸危機2 | トップページ | 湾岸戦争2 »

2006年5月27日 (土)

湾岸戦争1

1月12日、いよいよ期限が目前に迫ってきました。大使館はこの時点でも「戦争は絶対ない」と言っていましたが、結果はご存知のとおりです。状況を考えれば、仮にイラク軍が撤退を始めたとしても米軍主導で開戦してしまう可能性すらあったのではないでしょうか。なぜアメリカがここまで先陣を切ってペルシャ湾くんだりまで来ているのか、それは「その後」を睨んでいるからです。この楽勝の戦争を主導することで、今後アメリカは湾岸産油国に対し大いに発言権を増すことができるでしょう。まさにアメリカの国益にかなった戦争です。

ということで、またもや「特別休暇」という名目をいただき、私たちは13日夜8時、リヤド国際空港に向かいました。実は私たちの予約はまだウエイティングリストでしたが、「出発の6時間前に来たらなんとかなる」という情報を信じ、かつて経験したことがないほど満杯に混み合う空港のチェックインカウンターに列を作りました。あちらこちらで悲鳴や怒号が上がっています。チケットがあっても乗れない人、札束を見せて「なんとかしろ」と迫る人、「もうこれで死ぬんだ」と泣き叫ぶ女性。それを見て、修羅場とはこういう場面を言うのかななどとぼんやり考える私。2時間ほど待った後、急に、「よしOK、荷物を前に出して!!」と号令がかかりました。一気に20人分の荷物を前に押しだしベルトコンベアに乗せると、ほどなく全員の搭乗券が発行されました。

そこから出国手続きの長い列に並び、パスポートチェックと荷物検査を終え、搭乗ゲートにたどり着いた時には、すでに午前0時を回っていました。「あと2時間で出発だ」とようやく少しほっとして、みんなでコーヒーで乾杯しました。しかし2時になっても3時になっても搭乗のアナウンスがありません。どうやら、私たちのカイロ行きの飛行機だけでなく、他の飛行機も止まっているようです。一度は、電光掲示板ですべての飛行機に「キャンセル」という表示も出ました。一瞬青くなった私たちでしたが、もうあとは成り行きに任せるほかありません。そのままぐったりと待つこと2時間、明け方5時過ぎに、ようやく飛行機は私たちを乗せてカイロに飛び立ちました。
032sarmy2

|

« 湾岸危機2 | トップページ | 湾岸戦争2 »

旅行・地域 サウジアラビア」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 湾岸危機2 | トップページ | 湾岸戦争2 »