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2006年5月26日 (金)

まずい料理2

サウジアラビアといえばその厳しいイスラムの戒律でつとに有名ですが、その最たるものは飲酒の禁止でしょうか。外交官といえどお酒の持ち込みは禁止、万が一お酒を所持していた場合はむち打ち数十回という罰を受けることになります。「サウジシャンペン」はだいたいどのレストランでもメニューに載っていますが、実は単にリンゴジュースを炭酸で割った飲み物です。初めてサウジに来た人はメニューを見て「なんだあるじゃん」という軽い希望を持ち、ひと口飲んだ後に「やっぱりそうだよな」という深い絶望におそわれることで有名です。そういう国で何年も生活していたところに、突然「カクテルバーができた」という噂が飛び込んできました。「サウジシャンペンみたいなもんだろう」とは思いましたが、とりあえず行ってみなければわからないので、ある日の夕方そのバーに行ってみました。メニューにはいろいろなカクテルの名前が書かれています。目移りした末「ブルーハワイ」と「ソルティードッグ」を頼むことにしました。ほどなく運ばれてきた2つのカクテルは、青く透き通った液体のものと、黄色く濁った液体のものでした。黄色い方はグラスのふちに塩みたいなものがまぶされています。本物は飲んだことがありませんでしたが、想像以上にそれっぽいものが出てきたのに、まずは少し驚きました。しかしひと口飲んでみると、当たり前ですがアルコールのはずがありません。ブルーハワイはとても甘くハッカのきいたジュース、ソルティードッグはグレープフルーツジュースで、グラスについていたのは塩ではなく砂糖でした。さすが甘党のサウジ人向けだなぁと変な感心をしてしまいました。まぁ、まずいと言うか、論外の話ですね。

サウジアラビアは東南アジアからの出稼ぎ労働者が数百万単位でいます。フィリピン人も200万人近くいて、フィリピン料理のレストランもたくさんありました。ある時、家の近くのフィリピンレストランで食事をしたのですが、ふとカウンターを見ると、かき氷のようなデザートがかざってあります。店員のフィリピン人にあれは何かと聞くと「ハロハロ」と答えました。なんだかよくわかりませんがたまらなくおいしそうだったので、あまり深く考えずにそれを注文しました。テーブルに届いたハロハロは、パフェのグラスのような長細いコップに白いかき氷状のものが満たされ、その上に煮豆 (あずき)、アイスクリームとサクランボが乗っていました。白玉かと期待した部分は結局アイスでしたが、まぁ中東でそれはどだい無理な話でしょうし、あんこのような煮豆が食べられるだけでも大ヒットです。「しかし砂漠の国でかき氷なんて風流だなぁ」などと鼻歌を歌いながらスプーンで「かき氷」をすくってみると、ジャリッという嫌な感触が…。…そう、それはかき氷ではなく砂糖でした。店員に「これはこういうものなのか」とたずねると、「イエッサー」と断言されてしまったのでそれ以上は何も言えませんでした。そもそもハロハロは食べたことはありませんが、本当にこれで正しいの?。

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