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2006年5月23日 (火)

ダウ船

中東と聞くとまず砂漠、そしてベドウィンを想像しますが、カタールにはペルシャ湾があり、もともと海の恵みを受けながら暮らしてきた民族です。ドーハ湾には昔ながらの舟である「ダウ船」がたくさん停泊しています。カタール人はダウ船に乗り、その昔は天然真珠を、近代になってからは主に漁業で生計を立てていました。しかし、1974年のオイルショック以降、原油価格が何倍にも高騰し、カタールも飛躍的にお金持ちになりました。人々は自ら働く必要があまりなくなり、漁業に携わる人の数も年々減って、そうしてダウ船もだんだんとすたれていきました。私がいた当時でも、同じお金を出すならダウ船よりもヨーロッパ製ボートの方がよほど安く買え、また維持も楽だったそうです。その頃でもダウ船を所有することは、すでにお金持ちのステータスとしての意味合いになっていました。ある日、ドーハ湾をぶらぶらしていると「For Sale」の看板を付けた小型のダウ船を見つけました。確か180万円くらいだったと記憶していますが、きちんと維持していくためには誰か専門家 (インド人とか) を雇う必要があるとのことで、やはり私には無理だとあきらめました。ちなみに、「船乗りシンドバッド」は実はオマーン人だそうです。アラビア湾岸諸国とインドは海のシルクロードを通して交易があったんですね。
020dawship

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