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2006年5月26日 (金)

トルココーヒー占い

1986年、イスタンブールを旅行したときのこと。ブルーモスクで時間をつぶしていると、トルコ人に声をかけられました。こちらもヒマだったのでいろいろ話をしましたが、そのうち絨毯屋に連れて行かれ、さらに夕方まで雑談を交わしながら、結局絨毯を2枚買うことになりました。もともと絨毯は買おうと思っていて、逆に1日かけてトルコ絨毯のいろいろなことを勉強できたので彼には感謝なのですが、「こんなにたくさん話した (値切った) 日本人旅行者は初めてだ」と変な意味で感心されてしまい (昼ご飯も一緒)、「明日家でパーティーをやるから来い」ということになりました。「もしかしてけっこう高いお金を払った?」と一瞬思いましたが、まぁ彼なりの感謝の気持ちということにして、ありがたく彼の家をたずねることにしました。次の日の夕方、ホテルに車で迎えに来た彼は私の顔をまじまじと眺め、「まずはお風呂、それから床屋で散髪した方がいい」と言ってきました。突然のひと言に面食らってしまいましたが、トルコ風呂なら一度行ってみたかったので、渡りに舟とばかりに二つ返事でついていくことにしました。まぁ床屋はどうでも良かったのですが、お風呂の後そちらもだまって連れて行かれることにしました。(トルコ風呂のことはまた別途)

さて、彼 (アーメド) の家に着くと、まずはお母さんと小さい妹さんが出迎えてくれ、「日本人の友達だ」みたいな感じで紹介されました。今日の主役 (大きい妹さんの誕生日パーティー) は結婚して他に家庭を持っているので、夕ご飯が終わった頃に来るとのことで、すぐに食卓に案内されました。イスタンブールに来てから、毎日トルコ料理のおいしさに感激していた私ですが、アーメド家のお母さんの料理もなかなかのものでした。アラブ料理というとつい肉料理を想像してしまいますが、トルコは野菜料理が豊富で、この日もナス、トマト、カリフラワーなどの温かい料理が山盛りで出てきました。メインは挽肉とナスのオーブン焼きで、スパイスがピリッときいていて絶品でした。食事の後は、居間に移動してトルココーヒーをいただきました。ここでおばあちゃんが顔を出し、昔はジプシーのように国内を転々と移動して生活していた話などをしてくれ、その場は大いに盛り上がりました。急に、「コーヒーは飲み終わったか」と聞かれたので、おばあちゃんにカップの中を見せると、「よしきた」という感じで、カップを渡すよう促されました。何のことかと思っておばあちゃんのそぶりを見ていると、カップをソーサーの上にひっくり返し、しばらくしてまたカップを元に戻しました。トルココーヒーを飲み終わると、カップの底に粉が残ります。それをひっくり返してどんな風にたれるかで、いろいろなことがわかるのだそうです。聞いてみると、おばあちゃんは昔ジプシーの占い師でした。占いの結果は、「あんたは来年結婚する」というものでしたが、それは見事にはずれました。

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