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2006年5月19日 (金)

ハト

エジプトにうまいものなし、という格言があるとかないとか…。しかしひとつだけ、心の底からおいしいと思うものがあります。それは、カイロのゲジラシェラトンにあるレストラン「カバブギー」。ここの焼きたてパンとハトのグリルは、もう絶品中の絶品。一度食べたら忘れられないおいしさです。単に肉を炭火で焼いただけなのに、よくぞここまでおいしくなるものだと、何度食べても顔がほころびます。平和の象徴であるハトを食べるのはどうかという見方もありますが、このおいしさの前では問答無用です。ハトといってもその辺の公園にいるのを捕まえてくるわけではなく、ちゃんと肉用に飼育されたものです。エジプトに行くと、小さな穴がたくさんあいていて、棒がニョキニョキはえている塔を見かけますが、これがハトの飼育小屋です。エジプトでは、ハトはご馳走としていろいろな場面で食べられています。ハトはエジプトを代表する料理と言っても過言ではありません。レストランのテラスからピラミッドを眺めながらハトを頬ばる、これなどまさにエジプト旅行の醍醐味です。

カイロにはそれこそ星の数ほどハトを食べさせるレストランがあります。しかし、そのほとんど、極論すればカバブギー以外は、残念ながらどこもハトのおいしさを引き出せているとは言えません。ガイドブックにのっている有名店でも、基本的に火を通しすぎています。肉の新鮮さに自信がないから焼きすぎてしまうのでしょうか。味付けもしょっぱすぎるか何も塩をしていないか。単純な料理ゆえに、おいしく作るにはずいぶんコツがいるだろうとは思いますが、こうもことごとくまずいと、逆にまずくつくるヒケツがあるように感じます。「おまえら調子に乗って肉ばっか食ってんじゃねえぞ」とばかりに、わざとまずく作って外国人に嫌がらせをしているのかもしれません(←被害妄想)。そうなると余計にカバブギーのハトが光って見えます。というわけで、カイロに行ったらカバブギー、カバブギーをよろしくお願いします。エジプトは古代遺跡以外あまりほめるところがないので、つい力が入ってしまいました。

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