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2006年5月25日 (木)

イスラム教のお墓

イスラムでは、キリスト教と同じく死者は土葬にされ、天国に行くか地獄に行くかの「最後の審判」を待つことになります。つまり死というものは通過点であって、それで全てが終わったわけではないと考えられています。そういった考えに立ってのことなのか、イスラム教徒のお墓は質素というかとてもあっさりしています。遺体の頭をメッカの方角に向けて埋葬し、軽く土盛りをしたら頭の部分にレンガとか棒をおいて終わり。お墓参りもあまりしないそうですし、20年ほどたったらブルドーザーで地面をならして整地したりもします。おそらくお墓参りというスタイルは「偶像崇拝」に通じる部分があって、それであまり推奨されないのかもしれませんが、それにしても日本人の感覚では信じられないほどぞんざいな扱いです。初めてイスラムの墓地を見たときは、カルチャーショックもいいところでした。広い墓地の一角はすでに相当な年月がたっているのか、土盛りもほとんどなくなり、白骨がちらほら露出していました。「ぎゃあ~、踏んじゃった!!」 一緒に見に行った人が飛び上がりました。どこの部分か小さな骨片を踏んでいたのに気がついたからです。

世界は広い。故に宗教、文化、死生観など、星の数ほど違いがあるのは当たり前。しかし、この埋葬スタイルは仏教とか神道系の日本人にはやっぱり理解しがたいものがあると思います。ちなみに「異文化交流」というものは「理解し合う」のではなく「そういう文化もあるんだと知ること」なんでしょうね。そうでも思わないとやってらんない…。
021ohaka

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