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2006年5月20日 (土)

アラブの乳製品

アラブは家畜とのつき合いも数千年の歴史がありますから、肉の食べ方、乳製品の作り方には一日の長があります。日本では売られていない、しかし中東ではとても一般的なもの、そんな製品がラクダミルクと羊乳のヨーグルトです。ラクダミルクは、サウジアラビアではパックに入れられていくつものメーカーから製品が出されています。特にラクダだからどうということはなくて、結局牛乳と近い味です。強いて言えば、牛乳よりもちょっと水っぽかったかもしれません。でもなんとなくロマンが感じられます。羊乳のヨーグルトは、これまた普通のひと言です。普通においしかったです。いや、むしろ日本の製品より、コクがあってどっしりとしたおいしさかもしれません。ちなみに、サウジで素焼きの鉢に入れて売られていたあの黄色っぽいヨーグルト、あれはおいしかったなぁ。まるでレアチーズケーキかと思うほどのコク、さわやかな酸味、あれに比べたら日本のヨーグルトは水で薄めたような感じがします。今思えば、あれはいわゆる「本物のヨーグルト」だったんじゃないでしょうか。

参考までに、牧畜の発祥は、紀元前7000年頃のレバント南部、今日のシリアだとされています。歴史に詳しい方であれば、「農耕開始は紀元前8000年ではなかったか、狩猟→牧畜→農耕の順番ではなかったか」と思われるかもしれませんが、近年の動物考古学者の調査により、最初に中東で家畜化を開始した初期牧畜民は、すでに石積みの住居を持ち、小規模ながら麦畑を耕作するとともに、ガゼルの追い込み猟を行っていたことが明らかになっています。それまで「狩猟・農耕」を行っていた人々が、家畜化を通じて「農耕・牧畜」というスタイルに変わっていったそうです。
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