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2006年5月18日 (木)

シャワルマ

鉄の心棒にこれでもかというくらい肉を刺して重ね、バーナーに立てかけくるくると回しながら肉を焼く。ころあいを見はからって長い包丁で肉をそぎ落とし、平べったいパンにくるんでできあがり。これがアラブ風サンドイッチ、シャワルマです。中東ならほとんどの国で食べられますが、国によってソースやくるむパンが変わります。どこのシャワルマが一番かといえば、個人的にはリヤドのYamal Asshamのチキンシャワルマが断然1位です。パンはホブズというやや厚みのあるもの、ソースはガーリックマヨネーズ、キュウリのピクルスとフライドポテトが入り、絶妙のハーモニーを奏でています。本当に何回食べても飽きないおいしさでした。ヨルダンのシャワルマはうすいクレープ状のパンを使い、肉をくるんだあと仕上げに少し焼きを入れます。とても香ばしくて、これも大好きでした。ただし焼きを入れるため2、3分余計に待たなければならず、これは毎回かなり辛かったです。おいしいシャワルマの見分け方は、これはもうとても簡単です。なによりバーナーに立てかけられた肉の大きさがすべてを物語っています。焼いている肉が大きければ大きいほど、その店が繁盛しているという証拠なのです。その意味では、アンマンのアブドゥーンサークルにあるシャワルマ店が、今まで見たどの国のシャワルマよりも大きく、大繁盛していました(写真)。

他に変わり種のシャワルマをいくつか。カタールではチキンやヒツジに加え、エビなどのシーフードが入ったシャワルマがありました。さすが海洋国、なかなかのアイデアだと思いました。カイロにもいろいろな種類のシャワルマがありましたが、他のエジプト料理同様、どれもこれもいまひとつでした。シャワルマは基本的に店の外で肉を焼くものです。その匂いが人をひきつけるのですが、その分ほこりや排気ガスが染みこんでしまいます。カイロのシャワルマは排気ガス臭くてちょっとじゃりじゃりしていました。トルコではイスタンブールなど各地にシャワルマスタンドがありましたが、パンはフランスパンを短めに切ったもの、味もトマトベースで、どことなくヨーロッパの香りがしました。ロンドンなどヨーロッパの大都市に行くと、アラブ人の数も多く、街角で突然シャワルマスタンドに遭遇することがあります。ツーリストを相手にけっこう繁盛しているのですが、食べてみるとやはり味はいまひとつです。本場のシャワルマはもっとおいしいのになぁと少し複雑な気持ちになります。
004shawarma

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