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2006年5月22日 (月)

ハッギス

ある年、スコットランドに旅行しました。ロンドンを出発して、国内を10日かけてぐるっと回るバスツアーです。その中で、エジンバラにも1泊しました。夕食は毎日ツアーのみんなと一緒に食べるのですが、その日は伝統的なスコットランド料理のレストランに行きました。レストラン入口の出迎えはキルトスカートと民族衣装に身を包んだバグパイプ奏者です。9月半ばでしたが夜の空気はかなり冷たく、スカートで大変だなぁと思った記憶があります。中に入ると、レストランと言われていましたが、実際には公民館くらいの広さがあり、長いテーブルが何列か並べてありました。前には一段高くなった舞台もあります。他のツアー客もぞくぞく入場してきて、一通りみんながテーブルに着くと、スコットランドの音楽や踊りを見ながらののんびりした夕食が始まりました。料理は、イギリスと言えばこれしかないという定番のローストビーフ、マトンとジャガイモを煮込んだアイリッシュシチューなどに続いて、スコットランド名物のハッギスが出てきました。ハッギスは言ってみれば内臓のプディングですが、これが欧米のツアー客にはいろいろな意味でかなりの評判です。レストラン側もそれをよく知っていて、わざわざ舞台の上でハッギスを切り分ける儀式のまねごとまでしていました。各人にハッギスのお皿が配られると、あちこちから「ワ~オ」とか「オーマイガー」などの悲鳴と笑い声が聞こえてきます。味は普通においしいんですけどね、確かに見た目があまりよろしくありません。

イギリスからサウジに戻ってしばらくしてから、ある日スーパーマーケットでハッギスが売られているのを発見しました。旅行の時はスコットランド風のお店でしかもかなり薄暗いところで食べたせいか、味というよりその雰囲気に酔っていた感もあって、「ハッギスはなかなかおいしい」と思っていましたが、スーパーの明るい蛍光灯の下で見ると、「こりゃあちょっとやばそうだな」などと、その見た目のインパクトに気後れして結局買うことはありませんでした。名物料理はやはりその土地に行って食べるのが一番ですね。
017bagpipe

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