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2006年6月10日 (土)

我を導くもの1

ど田舎の生まれです。周りには山、川、畑。市の水道はなく、山肌を流れる清流の水を家に引き込んでいます。春はウグイスがさえずり、秋は虫の音につつまれる。子供ながらに、この村が大好きでした。あれは小学1年生の頃だったでしょうか。「野生の王国」というテレビ番組を見て、アフリカの大自然の姿に感銘を受けました。そして「驚異の世界」という番組で、ニューギニアなど日本とはまったく異なる文化に驚きの声を上げました。それまで、自分にとってはこの村が世界の全てだったのですが、最初に外の世界を意識したのはこの時です。普通、人が成長していく過程で「村→町→市→県→日本→外国」という風に世界が広がっていくのだとしたら、私の場合は「村→外国」と一足飛びに視野が広がったように思います。その後も、日曜の朝は必ず「兼高かおる世界の旅」を見ました。家にあった旧約聖書 (子供向けの物語) を読みながら、世界にはいろいろな文化があるものだと気分が高揚したのを憶えています。イザナギ・イザナミよりは、確実にアダムとイブの物語の方に強く惹かれました。あいかわらず村が大好きで、ここ以外で暮らすなどまるで想像できませんでしたが、それでも海外に対するあこがれがどんどん強くなっていった時期でした。

小学4年生くらいから、和田慎二のマンガにはまりました。「キャベツ畑でつまずいて」の世界観は、一時期私が憧れる外国そのものでした。「クマさんの四季」「わが友フランケンシュタイン」「アラビアン狂想曲」「ピグマリオ」など異国 (異世界) を舞台にしたマンガは本当に面白くて、何度も何度も読み返しました。中学生になると、NHKで「シルクロード」が始まりました。そして久保田早紀の「異邦人」です。これにはガツンとやられました。和田慎二で「やや東よりなヨーロッパ」方面に向き始めていた気持ちは、一気に「中国西域」「中央アジア」に引っ張られました。ローラン、カラホト、タクラマカン、天山、カシュガル、パミール高原…。すべての地名が魅力的に響きました。この頃決定的に「いつかモンゴルに行って馬に乗る」という目標ができました (そうやって作文にも書いたのですが、シルクロードの世界とモンゴルはまた違って、どうもどこかで混同が…)。

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