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2006年6月30日 (金)

タクシーとの戦い1

カイロのタクシーは料金がとても安く抑えられています。料金メーターはついているものの、初乗りが20円くらいから始まり、走ってもそれほどメーターは上がりません。安いのは良いのですが、逆に安すぎて、メーター通りのお金を満足して受け取る運転手などいません。現地人でも多少は割り増しして払うと聞きました。タクシーの値段は、乗る人の国籍、タクシーを拾う場所、行き先などによってピンキリです。そこで、タクシーの乗り方にはちょっとしたコツがありました。まず、ホテルの前に止まっているタクシーはかなり高いので、少しホテルから離れて流しのタクシーを拾うこと。ホテル前のタクシーは、その権利と引き替えにホテル側にいくらか取られているそうです。自宅の近くにあったフラメンコホテルだと最低6ポンド (190円) から、ラムセスヒルトンだと最低10ポンド (320円) から交渉が始まりました。流しを拾えば2~3ポンドで行ける距離でもです。また、行き先が観光名所だと、観光客と思われてその分高い料金を言われます。通りの名前とか駅の名前を言って、そこで降りて少し歩くようにした方が断然安くすみます。それからガイドブックには「タクシー料金は乗る前に交渉すること」と書かれていることが多いのですが、必ずしもそうではありません。目的地を告げてタクシーに乗り込んだら、後は運転手が何を言おうが到着まで料金については無視し続け、着いたら車を降りて窓の外から相場の額を渡し足早にその場を去る、という上級者向けの技があります。メーター料金にいくらか足して払ったとしても、運転手は必ず「これじゃあ少ないよ」と文句を言うでしょうが、本当に相場以下だったら、運転手はタクシーを降りて追いかけてきます。追いかけてこなかったら、一応満足できる額だったということです。

あれは初めてエジプトに旅行した時だったでしょうか、ホテルから考古学博物館に行くためタクシーに乗りました。こちらは見るからに日本人の旅行者、しかも行き先は観光名所です。運転手は終始ご機嫌で、鼻歌交じりに運転していました。博物館に着くと、メーターは1.5ポンド (50円)。タクシーを降り、窓の外から2ポンド渡すと、運転手の顔がみるみる険しくなっていきました。「冗談だろ!!」と運転手は大声を出しました。それを無視してスタスタと歩き出すと、しばらく罵声が聞こえていましたが、そのうちタクシーは行ってしまったようです。その時は「勝った」と思いましたが、あそこまで罵倒されるとちょっと気分が悪いので、次に同じルートに乗った時に3ポンド渡したら、今度は満面の笑みで「シュクラン (ありがとう)」と言われました。多すぎたのかな…。

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