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2006年6月26日 (月)

英語もいろいろ1

サウジアラビア滞在の後半に住んでいたコンパウンド (外国人住宅) は、100戸のうちほとんどがイギリス人でした。ちらほらと知り合いもできましたが、クイーンズイングリッシュの壁は思いの外厚く、「なんでこんなにわからないの?」と落ち込むくらい、イギリス人の話していることがわかりませんでした。イギリス人 (の男) が集まると、なぜか話題がいつも株とか投資の話になっていたことも、ますます頭を混乱させる一因だったと思います。1対1で話せば、気を利かしてゆっくりわかりやすく話してくれる人もいないではありませんが、ほとんどは遠慮なしで普通に話しかけてくるので、イギリス人と会うときはいつも気が重くなったものです。ある時、コンパウンドのパーティーで1人のイギリス人が話しかけてきました。しかし、彼の英語は珍しくゆっくり、丁寧、簡潔で、とてもよく理解できます。一通り会話をしたあと「気を使って話してくれてありがとう」とお礼を言うと、彼は頭をかきながら「実は私はスコットランド出身で、英語は半年前に習い始めたばかりなんだよ」と恥ずかしそうに言っていました。それでわかりやすかったのか…。

確かにイギリスは「United Kingdom (連合王国)」と言うように、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドから構成されています。言葉はスコティッシュもあればウェルシュもあって、英語はもちろん全国で良く通じるものの、基本的にはあくまでイングランドの母国語、という意識があるみたいです。10日間のイギリス国内バスツアーに参加した時は、特にウェールズなんてローマ字表記なのに何と読むかわからないような地名の看板が多くて、「イギリス=英語」という固定観念が崩されました。イギリス人らしき人に「あなたはイギリス人ですか?」とたずねるとき、「English」と言うとイングランド以外の人は不快感を感じる場合もあるそうなので、無難に「British」あるいは「UK」と言っておいた方が良いそうです。イングランドの人に聞いたら、けっこう気を使う問題だと言っていました。また、イギリス英語とアメリカ英語も大きく異なります。以前、友達がイギリス人から「ボ・オ・ワ」と言われてまったくわからず、実は「Bottle of Water」のこととわかって憤慨したそうです。きっとアメリカ人なら「ボロロゥ・ワラ」とか言うんでしょうけど、いずれにしても「ボトル・オブ・ウォーター」とは違いますね。この辺に日本における英語教育のヒントがあるような気がします。

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