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2006年6月10日 (土)

我を導くもの3

高校入学の理由が理由だけに、素直に高校生活をエンジョイできず、どこか内向的で斜に構えたものの見方をしていました。そのうち学研の「ムー」を買うようになり、オカルト、空想科学、終末思想、古代神話などにはまりました。ユダヤの数秘術によれば、自分の名前には「移動、引っ越し、海外」という運命があると知り、ちょっと嬉しくなったりもしました。高校卒業後、別の専門学校に行く友達と上京し始まった東京での学生生活は、なかなか刺激的なものでした。学校には他にヒンディーとインドネシア語のクラスもあり、特にヒンディーの学生は「語学を活用して就職を」などと考える人は皆無で、話題と言えば「インド放浪」。顔を輝かせて旅の話をする彼らを見ると「こういう自由な生き方もあるんだなぁ」とため息が出ました。ムーを読んでいたおかげで、吉祥寺の怪しい店 (インドや西アジア関係の雑貨屋、レストラン) にもすんなりなじみ、アパートではお香を焚いてシタールの音色やコーランの読誦にうっとり、なんてこともしばしばでした。友達を家によんで、スパイスの調合から始めて作ったカレーを振る舞うこともよくありました。海外勤務の合間合間に、「国内で定職につかなくちゃ」という思いはつねに持ち続けていましたが、この学校で出会った友達のことを思い出すと「あの人よりはよっぽど真面目にお勤めしているなぁ、もう少し海外でも良いか」などと、スッと気が楽になったものです。

そんなこんなで、2年生の夏に受けた海外派遣員の試験に合格し、それ以来、幸か不幸かずっと海外勤務が続いています。ほぼ人生の半分が海外ですから、もう日本では就職できないダメ人間になっているかも…。それにしてもこうやって人生を振り返ると、子供時代から本当に「海外一直線」でした。すべての要素が現在につながっています。16才当時、高校受験失敗は「挫折」と考えていましたが、あの高校生活がなかったら、進学校に進んでいたら、きっとアラビア語は勉強していなかったと思います。人生とは偶然を積み重ねた結果なのか、それとも生まれながらにして道が決められているものなのか。個人的には「運命」に1票!!

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