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2006年6月21日 (水)

交通渋滞

カイロの交通渋滞はほとんど名物のように語られます。カイロは近代的な都市計画もないままどんどん人口が増え続け、地方から出てきた未登録住民を含めれば1,200万人もの人口を擁すると言われていました。その割には交通機関が貧弱で、地下鉄もありますが渋滞緩和にはほとんど役立っていません。バスはそれなりに走っていますが、数が全然足りないので、乗ることそのものが大変で、大型バス、ミニバスともに外のステップや屋根の上にお客が鈴なりになっているのも珍しくない光景でした。結果、多くの人が自家用車を利用するわけですが、道路の設計が悪く、また近年になって設置された信号機もほとんど機能していません。交差点では警察官が交通整理をしているのですが、見るからに賢くなさそうだし実際やり方も悪くて、ドライバーの方も最初から警察官をバカにしきっていておいそれと指示には従いません。運転する方も車線を守るとかお互いに譲り合うだとか、はなから考えていませんし、そこに故障車 (毎日必ず数台見た)、歩行者、馬車、ロバがひしめき合い、慢性的な渋滞を生んでいました。自宅近くの2車線道路でも、バスになかなか乗れない客がジワジワと道路にはみ出し、いつも1車線が使えなくなっていました。1車線が人であふれ、1車線にバスが止まったら、後ろの車は止まらざるを得ません。そりゃ渋滞もするっつーの。

私は赴任時に空港から市内に向かう途中で、早々と「こりゃ自分では運転できない」と悟り、他の人と同じように運転手を雇いました。途上国では、普段温厚な人が車に乗るとなぜああも鼻息が荒くなってしまうのでしょう。「どけどけー!!」と言わんばかりにガンガン突っ込みます。隣の車に割り込ませてあげたらとか、歩行者を渡らせてあげたらとかしょっちゅう思いましたが、確かにそういう消極的な走りをしていると周りからの容赦ない波状攻撃にあって、まともに走れなくなってしまうのも事実です。ボディーをこするとか人に軽く当たるとか、そういうのはもう仕方ないことと割り切って、ある程度ワガママに走ることも大切です。
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