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2006年6月 7日 (水)

ムスリム用キッコーマン

カタールもサウジアラビアも、厳格なイスラム教国家です。アルコールが禁止、豚肉も禁止となれば、日頃家庭で作る料理にも様々な違いが出てきます。一番大きなものは、やはりしょう油でしょうか。リヤドではキッコーマンのしょう油がわりと普通に売られていましたが、シンガポールから輸入されたそれは、どうも日本製とは味が異なります。よく見れば、イスラム教の戒律に従って製造されたという「ハラール」マークがついています。どうやら、製造過程で醸造されるアルコール分がイスラムの戒律にひっかかるとのことで、アルコール分を徹底的に排除して製造しているそうです。実際どういう方法なのかは知りませんが、結果的に、同じキッコーマンであっても「なんだかやけにサッパリした味」になってしまうのです。同じ理由でミリンも輸入禁止。町でたくさん売られている東南アジア製のインスタントラーメンも、ポークエキスを使えないためか、味は淡泊そのもの、あまり常食する気にはなれませんでした。日本にいるときはあまり意識したことはありませんでしたが、日本人の舌は相当キッコーマンに慣らされているようです。ちなみに、3才くらいでサウジに来た日本人の子供は、3年もすると、日本のキッコーマンが「味が違う、クドイ!!」と感じるそうです。私などはしょう油さえあれば世界中のどこでも生きていけるような気がしますが、それも単なる思いこみなんでしょうか。実際問題、エチオピアはしょう油がほとんど手に入りませんが、それでもなんとかやっているし。

リヤドには、実はたくさん中華料理屋がありました。料理はそれほどまずいとも思わず、むしろ酒も豚もなくてよくこれだけの味を出すなと感心し、頻繁に食べに行っていました。しかしある時、シンガポールに旅行して、あまりの料理のおいしさに身震いするという体験をしました。サウジに戻ってしばらくは食欲がわかず、もちろん外食する気にもなれず、体重が落ちたほどです。一度そういうことに気づいてしまったばっかりに、旅行に出る=太る、赴任地に戻る=痩せる、というような図式が出来上がってしまいました。

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