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2006年6月29日 (木)

初めてのエジプト旅行

初めてのエジプト旅行は、それはもうワクワクしながら行ったものです。ホテルも含めて何も計画せずに行ったので少し不安もありましたが、不安よりも期待の方が上回っていました。カイロ空港に降り立ち、入国カウンターはどの方向だと通路でキョロキョロしていた時のことです。1人の女性がこちらに近づいてきました。首から何かIDカードを下げており、身なりはきちんとしたスーツ。彼女は私の目の前に来ていきなり「パスポートを見せろ」と言いました。すっかり空港のスタッフだと思って、あわててパスポートを見せると、今度は「ホテルはどこだ、ツアーは予約しているのか」と鋭い質問が飛んできます。私は一瞬ドキッとしながら、「何も予約していない」と答えました。「では、こちらへ」と言うと、彼女は私のパスポートを持ったまま歩き出しました。こちらはもうついて行くしかありません。「ホテルは嘘でも予約してあると言った方が良かったか」と後悔しました。私はてっきり彼女が警察官で、ホテル予約もなしに来た旅行者に何かペナルティーが科されるのだとばかり思っていました。しかし、私の予想はまったくはずれました。彼女は小さな部屋に私を招き入れると、それまでの冷たい表情をすっかり変え、急にニッコリ微笑んできました。そして、やおらエジプトツアーのカタログをドンと机の上に広げたのです。私は「あ、そういうことか」と一瞬で理解し、さらに自分の気の弱さからして、もう断るのは無理とあっさり判断を下しました。

結局その事務所で、カイロ市内ツアー (考古学博物館、ムハンマドアリーモスク、ハンハリーリスーク、ベリーダンス付きナイル川ディナークルーズ、コプト博物館、他)、ギザとサッカラのピラミッド見学、ルクソール夜行列車の旅、アレキサンドリアバスツアーとメチャメチャ盛りだくさんのツアー予約をすることになりました。もちろん全行程のホテルとその日カイロ市内に行くタクシーの予約も済ませました。値段については比較のしようがありませんが、それほど高いとは思いませんでしたし、何より自分1人でやったらとてもこんなアクティブには動けませんから、やはりそこですべて頼んで良かった思っています。空港の入国手続き前にこんな客引き (政府観光局だけど) がいるのは他の国では信じられませんが。初めてのエジプト旅行は、やはり見るもの全てが新鮮で、毎日が驚きの連続でした。一番印象に残っているのは、カイロからルクソールに行った夜行列車です。グッスリ眠って朝目を覚ますと、窓の外には延々と続く田園風景。朝靄が立ちこめ、朝日を受けて黄金色に輝いていく様は、今でも忘れられない光景のひとつです。列車のコンパートメントで食べた朝食はいたって普通のものでしたが (クロワッサン、コーヒー、フルーツ)、殊の外おいしく感じました。振動も予想以上に少なくとても快適で、カイロで乗ったタクシーやバスとは大違いでした。カイロで見たピラミッドもかなり感動しましたが、ルクソールはその感動を大きく上回るものでした。その話はまた別途。
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