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2006年6月13日 (火)

アラブの結婚式

アラブ人の結婚式には何度か招待されましたが、男性にとってはいまいち盛り上がりに欠けるもので、「え、これだけ?」と驚くほどあっさりしたものばかりでした。ひとつの例を紹介します。その日、我々は夜8時に結婚披露宴の会場に到着しました。会場は入口からして男女別々です。招待状に「夜8時から」と書いてあったとしても、招待客が現れるのはもっとだいぶ遅くなってからです。だだっ広い会場の片隅で、我々一同は何時間かボーッと待たされるハメになりました。と言っても、数時間後に何か披露宴ぽいものが始まったわけではありません。招待客はみんな思い思いにおしゃべりを楽しんでいるだけです。新郎も登場しないまま、夜12時半になってようやく別室に案内されました。他の100人くらいの人と一緒に移動すると、そこにはアラブ風のご飯がカーペットにすべらりと並べられていて、招待客はめいめい食べ物の回りに車座になってご飯を食べるというシステムです。ようやく新郎が挨拶に現れ、ひと言おめでとうと言うことはできましたが、その後も特に盛り上がるわけでもなく、午前2時近くになって、「じゃ、そろそろ」という雰囲気になってしまいました。女性陣の方にそろそろ帰ると伝令をしてもらうと、「まだ新婦が来ない」という返事が返ってきました。この後、30分ほどしたら花嫁が会場入り、そこで花婿は女性の会場に呼び出され、女性陣に「お披露目」されるとのことでした。「なぁんだ、花嫁は見れないのか」とがっかりし、男性陣はさっさと会場を後にすることにしました。女性陣は結局午前3時過ぎまで待ってようやく花嫁を見ることができたそうです。後日、花婿さんにどんな具合だったかと話を聞くと、会場の女性は全員ベールをかぶっていてまったく顔は見れなかった、でもジロジロ見られている強烈な視線は痛いほど感じたので、もうあんな恥ずかしい思いはしたくない、とのことでした。もちろん、花婿がいないときは全員ベールなどはつけていません。それどころか、みんな大胆に胸や背中が開いたゴージャスなドレスを着ていて、女性から見ても目のやり場に困ったそうです。ちょっと羨ましい…。

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