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2006年7月 1日 (土)

タクシーとの戦い2

カイロでは、外国人の中でも日本人は特にたくさんお金を払うとみんな信じているようで、タクシーに乗るとまず「日本人か?」と聞かれます。ここでうっかり「Yes」と答えると (うっかりと言ったって事実そうなんだけど…)、途端に運転手は上機嫌になって「日本は素晴らしい、日本人は友達だ」などと話しかけてきます。道中「あれが○○○で、あっちは○○○だ」などとにわかガイドを始め、そしてタクシーを降りる時、「友達なんだからもっとバクシーシをくれ」としつこく催促されることになります。「中国人と言えば安くなる」と言っていた人もいましたが、そこまでウソをつくのは抵抗があります。効果が高いのは、「イザイヤック (How are you)」から始まって一通りの挨拶とおべんちゃらをアラビア語、しかもカイロ方言で話しかけることです。そうして自分はエジプトに長期間滞在しているのだと強調すると、向こうは「こいつは知っている奴だ」と思って、それほどしつこく金、金と言わなくなります。そのかわり「タクシーでは食えないんだ、仕事を紹介してくれ」などとしつこく言われ、別の意味で鬱陶しい思いをすることになるかも知れませんが。

一度、家まで近いのにタクシーを使ったことがありました。メーターは0.9ポンド (29円)。さすがに1ポンドきっかりだと悪いかなと思って、0.1ポンドコインを足して払いました。タクシー運転手は急に不機嫌になって、「なんだこれは、少なすぎるだろ」と声を荒げてきましたが、それを聞いてこちらもムカッときました。少なくともメーター以上は払っているのに、なんでそんな言われ方をされなければらないのか。メーターを指さし「これはいくらだ、言ってみろ!!」と私もついつい語気を強めてしまいました。私の口から発せられたアラビア語に多少の驚きを見せつつ、向こうも負けじと「1.5ポンド (ギニー・ワンヌッス) よこせ」と声を張ります。「この距離でそんなに払えるか」「みんなもっと払うぞ」「昨日は1ポンドしか払わなかった (←口からでまかせ)」「おまえ日本人じゃないのか」「だからどうした」などと応酬を繰り返していると、「じゃあ1.25ポンド(ギニー・ワッルブゥ) よこせ」と言ってきました。その高飛車のもの言いがますます頭に来て、とてもではありませんがあと0.15ポンド (5円) 追加する気にはなれません。結局20分以上言い合いをして、最後は向こうがあきらめて行ってしまいました。家に上がってからしばらくは鼻息が荒かったのですが、その日の夜、ふと我に返り、「たった5円のことで何をしてるんだか…」とかなり落ち込みました。

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