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2006年7月10日 (月)

砂猫とサルーキ

サウジアラビア生活で今でも残念に思っていることがあります。まずは「砂猫」。実はこのような和名があるわけではなく、欧米で「Sand Cat」と呼ばれているものを単に今ここでこのように言っているだけです。砂猫、あるいはサンドキャットは、サウジアラビアの他にも北アフリカやイランの砂漠地帯に生息しています。夜行性の動物ですが、足跡が発見しにくいこと、ライトを照射すると目を閉じて虹彩の反射を隠すため追跡が難しいことなどから、その生態はいまだ解明されていない部分が多いようです。外見は幅広の顔、大きな下向きの耳、ずんぐりとした体型が特徴で、野生の猫にしてはとても愛嬌があります。ガイドブックで始めて砂猫の写真を見た時は、その可愛らしさに一発で虜になってしまいました。リヤドのスィッティーン通りに、サウジでは珍しいペットショップがありました。そこで、写真で見たままの砂猫を発見した時は、思わず息を飲みました。ケージの扉に「砂漠で捕獲」と表示されていたので、ペット用に繁殖したものではなく、誰かが野生のものを捕まえてきたようです。本当に可愛らしい外見で、その後何度もショップに通って、飼おうかどうか本気で迷いました。しかし、やはり野生の動物です。その外見とは裏腹に、時折こちらに投げかける鋭い威嚇の視線は、とてもペットで飼えるような代物ではないと悟るには充分なものでした。私がしばらく飼って、いずれ野生に放そうかとも考えましたが、どこに帰せばよいのかもわからず、結局あきらめてしまいました。

もうひとつは「サルーキ」です。9000年前のシュメール地域の壁画にも描かれているそうで、最古のハンティングドッグと言われています。中東では歴史的にサルーキとつき合いが深く、エジプトのファラオの墓でサルーキのミイラが発見されたり、また聖書で犬といえばサルーキのことをさしているそうです。サウジアラビアではウサギ狩りにサルーキが使われるなど、現代でもサルーキの繁殖が行われています。ある日、職場のサウジ人から「サルーキっていう犬欲しい?、今度生まれるから1匹あげようか?」と言われました。二つ返事でお願いした後、数週間わくわくして待っていましたが、結局思ったほど子犬が生まれなかったそうで、もらうことはできませんでした。サルーキは、実はサウジでもけっこう貴重な犬だそうで、上流階級の間で高額で取り引きされるため、私のような外部の人間が簡単にもらえるものではなかったようです。残念!!
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