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2006年7月26日 (水)

死海の塩

死海の水は、海水のおよそ7倍の約27%という濃度の塩分を含んでいます。数種の微生物をのぞき、生物らしい生物は見ることができません。まさに死の海です。塩分濃度が高いので、死海の水際には大きな塩の結晶があります。この天然の塩の固まりを、よく家に持ち帰りました。料理に使うとなんだか少しコクがでるような気がしたのです。この塩の固まりは、乾燥したヨルダンでは常にカチカチでしたが、日本に持って帰ってくると、湿気ですぐに表面がベトベトになりました。何人かにあげると「味がある」とか「漬け物がおいしくなる」などと、けっこう評判は良かったです。死海といえば昔から薬効があることが知られていて、バスソルトや死海の泥が入った石けんやシャンプーなども、お土産として豊富な品揃えがあります。

死海の塩が濃いのは、水を注ぎ込む川が少ないことが原因です。流入量と蒸発量がほとんど同じなので、水面の高さも年間を通じてあまり変わりません。見た目の水量は同じでも、水分中にとけ込んだ物質はどんどん濃くなっていくわけです。ある年の5月、アカバに行くため死海沿いの道を走っていました。ずっと右手に青い水面を見ながら飛ばしていましたが、ある場所で急に水面の色が変わり、茶色い水が目に飛び込んできました。水面が、見事なくらいはっきり青と茶色に別れています。不思議なこともあるものだと思いながら先に進むと、茶色い水は大きな川から注ぐ大量の泥水でした。以前来た時は小さな川でしたが、何キロか上流の方で大雨が降ったようです。あの濁流を見て「塩が薄まっちゃう~」と思ったのは私だけではないハズ。
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