« 王の道1:ワーディ・ムージブ | トップページ | 王の道3:タフィーラ »

2006年8月12日 (土)

王の道2:カラク

カラクは海抜1000mの高台に十字軍の城塞が残る町です。エジプト~シリア間の隊商路にあり、もともと宿場町として栄えていたそうです。12世紀には、ショーバックとエルサレムの間の軍事拠点として十字軍が城を築きますが、後にアイユーブ朝 (エジプト) のサラディン (サラーハッディーン) に征服されました。城の規模はヨルダン随一で、数百頭の馬を飼っていたと言われる円天井のホールなど、見応え充分です。眼下には城下町が一望でき、城塞はその土地で一番高い場所に築くというセオリーがよくわかります。カラクの城を見学し終わった頃、突然猛烈にトイレに行きたくなりました。あわてて城を出て、隣接している町の中をウロウロ歩きながらトイレを探したのですが、これがまた全然見つかりません。いきなり民家に入るほどの勇気はありませんでしたから、とにかく郵便局とか銀行とか人が集まりそうな施設を探すことにしました (週末なので結局全部閉まっていましたが)。さらに10分ほど歩き回り、もうそろそろ限界かと思ったその時、目の前に消防車が止まっているのが見えました。消防署です。車庫の中にいたスタッフに事情を話すと、快くトイレに案内してくれ、ようやく落ち着くことができました。お礼を言いながら「この町はトイレがないねぇ」とスタッフに話しかけてみると、どうやらこの辺りはかなり深刻な水不足で、さらに下水道パイプラインも今は使えない、といったようなことを言っていました (今いちよくわからなかった)。ここは城が築かれた高台ですから、悪く言えば下界とは隔絶されたとてもへんぴな場所ということです。ここに住んでいる人たちは町の歴史に誇りを感じているようでしたが、現代的な生活として考えると、やはり不便なことは否めません。
116karak1116karak2116karak3

|

« 王の道1:ワーディ・ムージブ | トップページ | 王の道3:タフィーラ »

旅行・地域 ヨルダン」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 王の道1:ワーディ・ムージブ | トップページ | 王の道3:タフィーラ »