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2006年8月13日 (日)

9.11アメリカ同時多発テロ

2001年9月11日、私は仕事帰りにスーパーで買い物をしていました。時間は午後4時前。突然携帯電話が鳴り「アメリカでビルに飛行機が突っ込んだよ」と職場のスタッフが知らせてくれました。しかしその時はすっかり軽飛行機が事故でも起こしたのかと思っていて、家に戻ったのはそれから15分ほどしてからでした。ヨルダンと日本は時差が6時間あります。NHKのニュース10を見ようと思ってテレビをつけると、そこには信じられない光景が映し出されていました。もちろん、全世界の誰もが目を疑ったと思います。ジャンボ機が突っ込み炎上するワールドトレードセンター。私はもう画面に釘付けです。深夜まで、ずっとライブ映像に見入っていました。その翌日、職場はこの話題で持ちきりでした。みんな異様に興奮しています。職場のスタッフの多くは、数次にわたる中東戦争の結果、パレスチナという郷土を追われ命からがら逃げ出した人たち、あるいはその2世です。彼らがイスラエルとその支援国であるアメリカに抱く感情は、われわれの想像を超えた根深いものがあります。この凄惨なテロに対し、歓声をあげる人が少なくなかったのは事実です。困ったことに、現地紙に「赤軍の犯行」という記事が載ったため、スタッフがひっきりなしに部屋に入ってきて「赤軍は良くやった、日本人はアラブの友達だ」などと言っては握手を求められました。こちらは否定するのに必死でした。

その翌日も、テロの犯行グループについてほとんど情報がなかったため、職場でも朝からやれ赤軍だ、いやアメリカ人の内部グループだなどと皆大声で話をしていましたが、しだいにアラブ系の容疑者が特定されてくると、不思議なもので誰もその話題を口にしなくなりました。昨日は興奮のあまりテロを礼賛するかのような発言も聞かれましたが、やはり誰もが「いくら何でもやりすぎだ」と思っていたのでしょう。同胞の犯行ということに、少なからずショックを受けていたようです。彼らの良心を見たような気がしました。

ちなみに、エチオピアは独自のカレンダーを採用していて (ユリウス暦)、新年が9月11日です。通常ならワールドトレードセンターで働いているはずのエチオピア人が、この日はみんな休みをとっていて誰ひとりとしてオフィスにいなかったため、アメリカ治安当局は当初エチオピア人の犯行を疑ったそうです。

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