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2006年8月 9日 (水)

イスラム教徒の離婚

イスラム社会における離婚は、男性側に生ずる義務の大きさもあって、普通考えられているほど簡単なものではありません。結婚する時にも多額のマフルを支払いますが、もし離婚をすると男性はかなりの慰謝料を支払うことになります。女性は離婚後4ヶ月は再婚ができないので (妊娠していないかどうかの確認期間) その間の女性の生活費を、そして将来にわたって子供の養育費を支払わねばなりません。多くの場合、離婚宣言は男性から一方的にされるそうですが、コーランでは、3回目の離婚宣言をするまでは正式な離婚にはならないとされています。つまり、1度や2度、かっとなって離婚を口走ったとしても、もう少し冷静になって考え直せということらしいのです。イスラム以前は、男性から女性に対し「お前の背中は私の母さんの背中だ」というきつい一言 (離婚宣言) があったそうですが、イスラム時代になってこれは禁句となりました。うっかりこれを言ってしまったら、それを取り消すためには2ヶ月の断食と貧者60人に食事を振る舞わなければならないそうです。

ある日、ヨルダン人の家に招待されました。食事をいただいた後にくつろいでいると、隣家のご主人がやって来ました。なかなか恰幅の良い人で、トーブという湾岸諸国特有の服を着ています。日本人を生で見るのは初めてとのことで、丁寧なあいさつをしてくれました。聞けば軍隊の将校として、クウェートをはじめ湾岸諸国に30年住んでいたそうです。そしてなんと、これまでに7人の女性と結婚したのだそうです。離婚や死別もあって、今は2人の奥さん、5人の子供と暮らしていますが、それぞれに家を建て、悠々自適の生活です。アラブ各国の女性と結婚しましたが、生活習慣などヨルダンと違う部分も多く、それが離婚の原因になったこともあったそうです。特に5人目のシリア人の奥さんの場合、突然の来客をとても嫌い、そこがヨルダン人の彼とはもっとも相容れない部分だったそうです。結果、6人目、7人目の奥さんは地元ヨルダンとパレスチナから娶ったそうです。

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