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2006年8月18日 (金)

受胎告知

コーランはイスラム教の聖典ですが、マリアやイエスについてもいろいろと記されています。イムラーン家章には、マリアが天使に 「主よ、誰も私に触れたことはありません。どうして私に子ができましょうか」 と質問をすると、それに対し天使は 「このように、アッラーはお望みのものをお創りになられる。かれが一事を決められ、”有れ” と仰せになれば即ち有るのである」 と答えたくだりが記されています。受胎告知といえば絵画でも有名なシーンですが、まさにその場面がコーランにも記されているのです。イスラムでは、イエスもまたアッラーの預言者の一人です。同章の後半には 「イーサー (イエス) はアッラーの御許では、ちょうどアーダムと同じである。かれが泥でアーダムを創られ、それに “有れ” と仰せになるとそれは存在した」 と記されており、イエスの神性はきっぱりと否定されています。

受胎告知の場面を描いた美術品は世界中に存在しますが、これまで見た中では、フィレンツェのサンマルコ美術館にあるフラ・アンジェリコの作品が一番心に響きました。いつまででも眺めていたいような、静かで、気高く、優しさにあふれたものでした。
127kokuchi

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