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2006年8月24日 (木)

イードの日

アンマンのイード・アルアドハー (犠牲祭) の日は、それまで道ばたの空き地に設けられていたヒツジの市でも、昨日までと違って屠殺が行われており、毛皮は山積み、内蔵が散乱、道路には血が流れ出しています。イードの日は全世界のイスラム教徒たちによって一度に数百万頭のヒツジが屠殺される日でもあり、アンマンの町でもまさにこれが行われています。こんな血なまぐさい光景を見てしまうと、次にヒツジを食べるとき思わず躊躇してしまいそうです。イードにヒツジを1頭まるごと買うことができた家庭では、イスラムの教えにより、3分の1を自分用に取り、残り3分の2は他者に施しをするそうです。職場のあるヨルダン人は「今年は子供が生まれたのでヒツジを買うお金がない」と大変残念がっていました。ヒツジを自ら屠殺し、隣近所や貧しい人たちに肉を分け与えるという行為ができないことに、成人男子としてふがいなさを感じていたようです。イスラム教徒も大変ですね。

アンマン郊外に行くと、普段と違って家の外で遊ぶ子供の姿をよく見ました。それまでにも何度か来た道でしたが、この村にはこんなに子供がいたのかと、軽い驚きをおぼえたほどです。イードの日は、言ってみれば日本のお正月です。特に女の子は着飾って、堂々と家の外で遊んでいます。女性を家の中に隠す傾向のあるイスラム教ですが、イードはハレの日の雰囲気が漂っていました。丘の上に車を止め、春の景色に見入っていると (この年は2月下旬でした)、たちまち近くにいた子供たちに取り囲まれました。「サウウィルニー (写真撮って!)」と大騒ぎです。「子供は元気だな」とあたり前のことをあらためて感じました。
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