« カゼ薬 | トップページ | 幸福 »

2006年8月25日 (金)

聖夜の奇跡

イスラム暦の第9月をラマダン (断食月) と言います。この月のある夜 (27日だと信じられています) にコーランが下されたとされ、この日を「ライラ・アルカダル (みいつの夜)」と呼んでいます。西暦614年頃、預言者ムハンマドはマッカ郊外のヒラー山上の洞窟で最初の啓示を受けました。「本当にわれはみいつ (神威) の夜にこれ (コーラン) を下した。みいつの夜が何であるかをあなたがたに理解させるものは何か。みいつの夜は千月よりも優る。天使たちと聖霊は、主の許しのもとにすべての神命をもたらして下る。暁の明けるまで、平安である」 この啓示によって、イスラムの歴史が始まったのです。

さて、2000年のラマダン27日夜、あるパレスチナ系武装グループが一堂に会し礼拝を行っていました。それを察知したイスラエル軍は、ヘリコプター2機とコマンド75名による急襲を企てました。ところが、現場に着かんとしたまさにその時、ヘリ同士がプロペラを接触させ、2機とも墜落してしまったのです。アラブ人はこれを奇跡だと言い、感嘆すると同時に神を畏れます。どちらが正義であったのか、アッラーが決めたからです。迫害、自爆テロ、報復攻撃。いったい誰が、そして何が正しいのかは、まさに「神のみぞ知る」のではないでしょうか。

|

« カゼ薬 | トップページ | 幸福 »

イスラム文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« カゼ薬 | トップページ | 幸福 »