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2006年9月 1日 (金)

春菊

春菊を食用とするのは東アジア地域だけで、ヨーロッパなどではもっぱら観賞用とされるそうです。2002年春、ヨルダンの北にあるオリーブ畑を見に行ったとき、一面を埋め尽くす花の群生には心底感動しました。そして色とりどりの花のなかでも、ひときわ勢いよく咲く黄色い花の一群がありました。マーガレットのような花ですが、よく見るとその葉っぱにどうも見覚えがあります。一緒に行った、植物に詳しい方に聞いてみると、やはりそれは春菊でした。すると、あれだけ美しいと思って見ていた花が急に「おいしそう」に変わるから不思議なものです。この花を見てお腹を鳴らす日本人を、きっとヨルダン人はおかしいと思うでしょうね。ゴボウも欧米人にとっては木の根っこにしか見えないそうですが、こんな時は日本人に生まれて良かったと思います。

ヨルダン人に「日本で変だと思った食べ物は?」とたずねると、まずは納豆があがります。たぶんおもしろ半分で食べろとすすめる日本人が多いのでしょう。それから海苔。「なんで紙を食べるの?」とまったく納得がいかないそうです。そもそも外国にはあまり黒い食べ物はありませんから (イカスミも地中海諸国以外ではあまりポピュラーではないとか)、黒い上にほとんど紙そのものの海苔は、いくら日本人が「海苔にしょう油をつけたらご飯何杯でもいける!!」なんて言ったって理解してはくれません。お茶漬けも、相当違和感があるようです。世界有数の経済力を獲得した日本人が、なぜかご飯に塩とお茶をかけて喜んで食べている姿は、まったくもって理解不能とのことです。「日本は戦後の貧しい時代を思い出すためにあれを食べ続けているのか」と真顔で聞かれたこともありました。うーん。本当においしいんですけどねぇ。
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