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2007年2月 6日 (火)

800万円のADSL

2006年の初頭から、エチオピア唯一のプロバイダー (国営会社から民営化されたばかり) がADSLサービスを準備しているという新聞記事を目にするようになりました。その都度問い合わせをしていましたが、「もうすぐもうすぐ」と返答されるばかりで、なかなかサービスは始まりませんでした。さらに数ヶ月して、久しぶりに問い合わせをしてみるとついにサービスが始まったとのことで (なんでこういう時にアナウンスしないのだろうか)、とりあえず料金表を入手しました。しかしその料金表を見て、思わず「冗談でしょ」と声が出てしまいました。

ADSLサービスなのに、まず接続速度が64kbpsからあるのが「?」です。なんとなく、最低1MBくらいを想像していたので、ちょっと不意をつかれた感じでした。しかも、たった64kbpsなのに、料金は初期費用4,608ブル (55,000円)、月額1,986ブル (24,000円) とかなりの高額です (+税金)。接続速度は128k、256k、384k、512k、768k、1MB、2MBととても細かい設定になっていますが、料金はそれこそうなぎ登りで、自分で最低ラインだと考えていた1MBの場合、初期費用52,274ブル (62万7,000円)、月額23,832ブル (28万6,000円) と、にわかに信じられない料金になります。2MBだと初期費用103,406ブル (124万円)、月額47,479ブル (57万円)という、これはもうあり得ない数字。

これがどれだけ常識はずれの数字か、プロバイダーはわかっているのでしょうか。職場で働く大卒10年程度の中堅技術者の月給は約1万5,000円。彼が1MBのADSLに1ヶ月加入しようとしたら、まず給料60ヶ月分を支払わなければなりません。日本の物価に置き換えてみれば、だいたい1,800万円くらいの感覚です (月給30万円×60ヶ月として)。ADSLの目的といえば、やはり大きなファイルをやりとりすることでしょう。しかし、たった1MBのADSLのために、1年間で400万円以上払う価値があるとは到底思えません (初期費用+12ヶ月分)。2MBなら1年間でなんと800万円。料金表が間違っているのではないかと2度問い合わせましたが、いずれも返事は「料金表は正しい」とのこと。

エチオピアでは、ルフトハンザの世界一周チケットが約40万円で買えます。日本往復チケットは約15万円。400万円払うくらいなら、そのお金で大きなファイルをもらいに日本でもアメリカでも飛行機で飛んでいくでしょう (実際には国際宅急便でやるのが一番現実的ですが)。まぁ、こんな料金ではどう考えても申し込む人はいないでしょうから、遠からず大幅に値下げされるんじゃないかと思います。っていうか、頼むから早く気づいてくれ!

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