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2007年2月13日 (火)

珍しい果物

■トゥリンゴ
アジスアベバから北東にのびる幹線道路を2時間ほど走るとデブレスィナに着きます。そこで昼食をとった時のこと。昼食は辛い辛いカイワット (6ブル=80円) とインジェラ。食後のコーヒーを飲んでいると、運転手が外に出て果物を買ってきました。異常にでかいレモンといったその果物は、名をトゥリンゴといいます (トゥルンゴとも)。エチオピアではここデブレスィナと、あとはアディグラットくらいでしか売っていないなかなか珍しい果物とのこと。おもしろそうなので表通りに連れて行ってもらうと、確かにあちこちでトゥリンゴが売られています。ひときわ大きく、そして黄色く熟したものを購入しました。運転手と一緒にがんばって交渉しましたが、1個15ブル (200円) という値段で商談成立。先ほど食べたカイワットと比べるとかなりの高級品であることがわかります。見た目や香りは柑橘類ですが、ナイフで切ると中身は真っ白。水気が少なく良くしまった実はシャクシャクとした食感でほんのりと甘く、リンゴか瓜を想像させるものの、実際はやはり柑橘類でしょう。日本にも土佐ブンタンのように果皮が分厚い果物がありますが、おそらくトゥリンゴはその極端なもので、果汁を蓄えた房が消滅し、果皮だけになってしまっているようです。ちょっとクセになるおいしさでした。(写真のオレンジと比べるとその大きさがわかると思います)

■ギシタ
アルバミンチは南部州の中でも特に農業に力を入れている地域です。ある時、アルバミンチからソドに向けて車を走らせていると、道ばたに果物の売り子がいました。子供たちはマンゴー、レモン、そして見たことのない果物を持っています。車中のエチオピア人スタッフから「アルバミンチのマンゴーは最高だよ」と言われ、いくつかマンゴーを買うことをすすめられました。「2、3個買ってもらおうかな」と思ってとりあえず2ブル (26円) スタッフに渡すと、しばらくああでもないこうでもないという応酬が続いた後、手許に6個のマンゴーが届きました。1個5円しないなんて安いなぁと喜ぶ一方で、子どもたちには気の毒なことしたかなと思ったり、ちょっと複雑な心境…。まだ完熟とは言えないような見た目でしたが、それでもすごく甘くておいしいマンゴーでした。いつもそうですが、地方の特産地で果物を買って食べると、アジスアベバのスーパーで売っているものなどとても食べられません。実は、マンゴーはあの鼻に抜ける匂いというか風味というか石油製品を連想させるところがあって、私はあまり好きではありません。でも、このマンゴーは本当においしかったです。ちなみに「パパイヤってお尻のニオイするよね」と友達に言ったら「どんだけ嗅いでんだ」とあきれていました。イヤ、そういうことぢゃなくて…。

この時、実はマンゴーよりも気になっていたのは、子供たちが持っていたもうひとつの緑色の果物で、聞いてみるとそれは「ギシタ」という名前でした。「甘くておいしいよ」と言われたので買ってみると、ひとつ3ブルとこれはけっこう高価な買い物でした。アジスアベバに戻ったその日にひとつ食べてみましたが、かすかに甘い味がする程度で、繊維質っぽいその実は歯ごたえも悪く、けっしておいしいものではありませんでした。「失敗した」と思ってもうひとつはそのまま放っておきましたが、5日ほどすると、キッチンに甘酸っぱい香りが立ちこめているのがわかりました。ギシタのことを思い出しあわてて袋から取り出すと、さらに強烈な香りが鼻腔を刺激してきました。早速食べてみると、ねっとり甘く、華やかな酸味があり、かすかに発酵したような風味も加わって、マンゴスチンとカスタードアップルを足して2で割ったような上品な味でした。世界に通用する味です!! (たぶん)。

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