« 動物 (4) | トップページ | リヤドの変貌ぶり »

2007年10月24日 (水)

ビーズのネックレス

ヨルダンを南北に貫く古道「King's Road」の要衝、ショーバック。その城跡で、土産物売りのおやじさんに少なからぬお金を払ってビーズのネックレスを買ったことは、以前このブログで書きました。ショーバックは、十字軍がエルサレムに遠征する際に立ち寄ったと言われるほど歴史のある場所です。ここでおやじさんは長い年月をかけ、近辺の砂漠をひたすら歩きながらこつこつとビーズやコインを拾い集めたそうです。

おやじさん曰く、このネックレスにはナバティア(ペトラを造った民族)、ローマ、イスラムの各時代のものが括られているとのことでしたが、何か証拠があるわけでもなし、長らくその素性は謎のままでした。しかし日本に帰ってきてから、ある大判のビーズの本を手に入れると、なんとそっくりなビーズがいろいろと載っているではありませんか。

おやじさんがナバティア時代のものと言っていたビーズは、どうやらカーネリアン(紅玉髄)ビーズのようです。ただ、書いてあるように紀元前3~2世紀のインダス文明のものかどうかは、なんとも言えません。他にもローマンガラスビーズ(らしきもの)、ガラスに眼が入ったイスラムのモザイクビーズ(これはそうかな)と、もし本物ならみんな1500~2000年前のものということになります。うーん、そうなるとさすがにどうでしょう。本物であってほしいとは思いますが。

しかしそういう目で見つつ、改めてこのビーズのネックレスを手に取ると、思わず2000年前にタイムスリップしたような感覚にとらわれます。前世とか信じているわけではありませんが、自分がユーフラテス川のほとりで牛飼いでもしていたような錯覚を起こします。その時、宝物のビーズを落としてしまいえらい難儀な目にあったのですが、遙か2000年の時を越え、今こうして自分の手元に戻ったのかも、なんて。……なんだか泣きそう。

223beads1223beads2223beads3

|

« 動物 (4) | トップページ | リヤドの変貌ぶり »

旅行・地域 ヨルダン」カテゴリの記事

コレクション」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 動物 (4) | トップページ | リヤドの変貌ぶり »