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2007年10月27日 (土)

リヤドの変貌ぶり

久方ぶりに再び住むことになったリヤドですが、当時と比べていろいろとその変化に驚いています。そんなあれこれをまとめました。

インターネットが解禁になり、さらに常時接続が主流に。我が家も常時接続&無線LAN。と言ってもせいぜい500kbpsと低スピードですが。ただし、エッチなページ、ファイル共有やWarezサイトはブロックされて見ることができません(写真参照)。あとなぜかLivedoor系のページもダメだったりします。YouTubeが(エッチなもの以外は)見られるのもナイス。1995年頃、パリのコンピュサーブに国際電話をかけ、そこ経由で日本のニフティサーブにログインして、細々とメールのやりとりをしていたことを思うと隔世の感があります。

市内に大型ショッピングセンターがたくさんできました。どうやらここ2、3年のことだそうですが、その様はドバイ並みと言っても過言ではありません (いや、過言かな…)。実際、一時は中東一大きなショッピングセンターもありました (すぐにドバイに抜かれたそうですが)。ブランド物、家電、コンピュータも買えれば、生鮮食品のスーパー、フードコートもあって、1ヶ所ですべて買い物が済んでしまいます。当時は、ショッピングセンターと言えばアカリヤのみ。あとはクウェートスークやバトハスークあたりである程度まとまった買い物ができましたが、正直、当時とは比べものにならないくらいの激変です。あいかわらず女性は運転禁止だし、外出するときは黒い外套(アバーヤ)を羽織って出かけなければならない窮屈さはありますが、少なくともショッピングでかなりのストレス発散が出来るんじゃないでしょうか。税金もないからブランド物も安いし。

携帯電話が解禁されました。プリペイドカード式なら誰でも簡単にその場で買えます。もともと「最大の娯楽はおしゃべり」とまで言われていたサウジ人のこと、今では携帯電話は最も生活に欠かせないアイテムになっています。携帯を持つのが当たり前になると、携帯なしではこちらも不安になるし、かかってきた電話に出ないと「何かあったのか!?」と相手にかなり心配をかけてしまうことになります。まぁ、携帯も良し悪しでしょうか。一昨日、携帯を人の車に忘れてきたばかりですが。

スーパーマーケットが巨大化しました。ラインナップは当時とあまり変わっていませんが、お寿司パックなども売っていて驚きました(誰が買うの!?)。それでも、野菜は確実に種類が増えているし、東南アジアの果物や栗、それに魚もどーんと陳列されているので、スーパーに連れて行ってもらうのが今一番の楽しみです(まだ運転免許がもらえない…)。また、牛乳やヨーグルトなど乳製品が日本よりおいしいのには改めて驚きました。みんな濃厚です。さすが遊牧民の国。乳製品の取り扱いは数千年の歴史がありますから。

空港の入国審査が瞬時に終わるのには、もう本当に驚きました。「えぇっ、良いの!?」と何度も係官の顔を見てしまったくらいです。昔は1人10分くらいかかっていて、10人並んでいたら「1時間コースだな」とあきらめていましたから。税関の荷物検査も、X線検査機が導入されたのでスーツケースを開けることはほとんどありません。もちろん、液体やCDなどが大量に入っている場合は、その場で開けられて係官の検査を受けます。それにしても、昔は本当に厳しかったです。荷物は当然すべて開けられ、隅から隅まで見られるのはもちろん、しょう油・味噌はアルコール分が入っているから没収、ラーメンはポークエキスが入っているから没収、週刊誌にはグラビアやビールの広告があるから没収…(みんなそのページは破いていました)。ビデオテープはすべて一時預かりの上検閲、そして多くは没収。しょう油せんべいですら冷や冷やしながら持ち込んだものです。いやぁ、あの頃が懐かしい。

交通量がめちゃめちゃ増えました。毎日夕方になると渋滞します。もちろん、これで渋滞なんて言っていたら日本の生活はできませんが、それにしても当時と比べたら本当に車が増えました。さらに、カローラなど小型の車がとてもたくさん走っています。昔はサウジ人と言えばまずアメ車、その他がベンツかBMW。日本車に乗っているサウジ人はかわいそうだと思っていました。サウジ人のタクシー運転手も増えました。この前乗ったタクシーがサウジ人でしたが、いざお金を払うときに彼はメーターの数字が読めませんでした。45リヤルという料金表示に対して100リヤル札を渡したら、「お釣りをいくら返せば良いの?(カム・バーギー?)」と聞かれ、冗談かなと思ってつい「60リヤル(スィッティーン)」と言ったら素直に60をくれました。ありがとう、そしてスマン、若者よ!!。商売大丈夫か!?

外国人はたいてい、200戸~400戸の住宅を塀で囲み、アラブ人をシャットアウトしている外国人用住居に入ります。プール、運動施設、買い物バス、ミニスーパーなどの施設があり、コンパウンドの中にいれば、ここがサウジアラビアであると意識することはありません。当時からセキュリティーはちゃんとしていましたが、2003年にそんな外国人用コンパウンドのいくつかで自爆テロが起こって以来、どのコンパウンドも装甲車と兵士による厳重警備になっています。そのものものしさは、見ているこっちがちょっと引いてしまいます。来客も車で中に入ることはできません。今はまだ自家用車がないので、スーパーに買い物に行っても、コンパウンドのゲートでタクシーや知人の車から降りねばなりません。この前はちょっと買いすぎてかなり重くなり、ゲートから家までの500mがつらかったこと…。スーパーの袋がいまいち弱いのは当時と一緒で、両手いっぱいに持っていた袋に知らない間に空いた穴から、ぽろぽろとヨーグルトやプリンが落ちていった時はさすがに泣きそうになりました。

航空代理店がたくさんでき、価格競争が始まりました。大変良い傾向です。純エアラインオフィスでは、航空券がEチケットになりました。先日、キャセイパシフィックもインターネットで予約、支払いできました。便利は便利なんですが、どうも世の中がインターネットに依存しすぎなような。ただ、そうは言ってもインターネットがなくなったら自分自身、きっとサウジ生活は耐えられないでしょう。市内にも、インターネットカフェが無数にあります。カフェといえば、スタバとシナボンがあってちょっと感動。コンピュータ屋も充実しています。ノートパソコンもDellやAcerなど最新型が売られていますが、VAIOのType U、さらにMacの周辺機器(モデムとか)も売っていて、日本の地方都市よりよほど発展していると思いました。まぁ、リヤドは首都だし、400万都市だし。

最後に、気候が穏やかになったような気がします。ま、なんとなくですが。今年の日本の夏が異常に暑すぎたからかな。もうひとつ、若者が激増したので、町の空気もほんのちょっと自由な感じに…、なってないかな…。

■ついでに、リヤドに比べアジスアベバの方が勝っていると思うこと。
◎中華料理は間違いなくアジスの方が本格的でおいしい。やはり酒と豚肉の力か。
◎活発で行動的な女性にとってはリヤドの「かごの鳥」生活はちょっと嫌かも。
◎エンターテイメントは100対0でアジスの勝ち。
◎コーヒーはやっぱり絶品だった。というかもう別物。店の選択は必要ですが。
◎今から考えるとエチオピア料理は本当においしかった。今度事務所のエリトリア人スタッフに、エチオピア料理店に連れて行ってもらう予定です。

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