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2007年11月 6日 (火)

サウジでエチオピア料理

久しぶりにエチオピア料理を食べてきました。エリトリア人スタッフから「エチオピア大使館で食べられる」と聞いて出かけたのですが、確かにそこはレストランというよりは、単に大使館が中庭とカフェテリアを在留エチオピア人に開放している、といった趣の場所でした。

そこは学校がいくつも建っている閑静なエリアで、夜7時半ではまったく人が歩いていませんでした。まず大使館がなかなか見つからず苦労しましたが、近辺で聞き込みをしてなんとか発見。この時点では大使館の隣にレストランがあるのだと思っていたのですが、どうみてもそんな雰囲気はありません。ゲートの入り口にいた人に「ここってエチオピア大使館だよね、レストランがあるって聞いたんだけど」とアラビア語で話しかけると、「中に入って聞け」という返答。とりあえずゲートをくぐらせてもらいました。

ゲートの中の小部屋に座っていた紳士は、どう見てもエチオピア人でした。「テナ・イスタッリン」とアムハラ語で挨拶をすると、「おや?」という顔つきに変わり、「カイェト・アガル・ノー?(何国人だ?)」と普通にアムハラ語で聞かれたので、日本人であること、4人連れで食事がしたいということをつたないアムハラ語で伝えました。横にいた数人の若者にもアムハラ語で愛想をふりまいたおかげか、めでたく「入ってよろしい」という許可をもらいました。ことによると、ここで追っ払われる人もいるかもしれません。

中に入ると、まずは広い中庭がありました。テーブルがいくつも並べられ、30人ほどのエチオピア人が、それぞれお茶を飲んだりおしゃべりに花を咲かせていました。向かいの小さな部屋には卓球台か何かがあるようで、その中でもみんなワイワイとやっています。ゲートの外の殺伐とした雰囲気とは打って変わって、ここはとても和やかで笑い声に満ちた雰囲気です。私たちは広場を横断し、カフェテリアに案内されました。

中にも20人ほどのエチオピア人がいて、みんなお茶を飲んだりテレビを見たり、随分ワイワイガヤガヤとにぎやかで、まるでアジスアベバに戻ったような感覚を引き起こしました。私も少し調子に乗ってきて、知っている限りのアムハラ語を駆使して、料理を注文したりスタッフと写真を撮ったりしました。事前に「平日だとメニューがないかも」と聞いていたのですが、やはりこの日用意できるのはトゥブスだけとのこと。しかし運ばれてきたのは、同じトゥブスでも少しずつ味を変えた、なかなか心配りのある3品でした。

インジェラも白いのと茶色いのがあって、エチオピアと遜色ないおいしさ。といっても茶色いのは酸っぱすぎてもともとあまり好きではなかったのですが、とにかく忠実にエチオピアの味でした。1人が「2000年」と書かれたエチオピアの国旗を持ってきたので、「そうそう、今年エチオピアはミレニアムだね、おめでとう」と言うと、彼もニッコリしながら満足そうに戻っていきました。最後は当然マキヤトでシメ。でも、やっぱりコーヒーはエチオピアに限りますね。あんなにおいしいコーヒーは、もう飲めないのかなぁ。

230tubus

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