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2008年1月27日 (日)

日本とユダヤのトンデモ説 (2)

日本とユダヤの関係という点では、有力渡来系氏族の秦氏(はたうじ)がユダヤ人でネストリウス派キリスト教徒だったという説もあります(佐伯好朗博士、1908年の論文)。4~5世紀頃、数万人規模で朝鮮半島より渡来してきたこの一族は、養蚕や絹織物、土木に関して高度な知識と技術を持っていたことが伝えられています。京都の太秦に定住し、もともと居住に適さない湿地帯だった京都を大規模に開発し遷都を実現させました。その「平安京」は、実はエルサレム(イル・シャローム=平和、平安)から名付けられたのだとか。「秦氏=ユダヤ人」までは、まぁ十分あり得る話として聞くこともできますが、だからといって「平安京=エルサレム」まで持っていかなくても…。

また、弘法大師として知られる空海は、天才と呼ばれる一方でいろいろと謎も多い人物です。実は、空海が「いろは歌」を作った際、中国留学中にネストリウス派キリスト教の影響を受けたことから、歌の中にその暗号を隠したと言われています。ただ、一般的には「いろは歌」が作られたのは空海の時代より200年ほど後世のことだとされていますので、これもかなりのトンデモ説です。ちなみに「いろは歌」は、空海よりさらに100年ほど前の柿本人麻呂が作者という別の説もあります。

いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす

(色は匂へど 散りぬるを)
(我が世誰ぞ 常ならむ)
(有為の奥山 今日越えて)
(浅き夢見じ 酔ひもせず)

これを7文字ずつ区切って書くと、末尾の文字に「とかなくてしす=咎無くて死す(無実の罪により死んだ)」、角の三文字に「いゑす」という暗号が浮かび上がるのです。7という数字は、旧約聖書にあって1週間の元になった数字ですから、キリスト教との関連も暗示されます。まぁ「言われてみれば確かにねぇ」という感じですが、「咎無くて死す」については、キリストとは関係なくかなり昔から囁かれていたそうです。

ろはにほへ
ちりぬるをわ
よたれそつね
らむうゐのお
やまけふこえ
あさきゆめみ
ひもせ

空海がいろは歌の作者だとして、また「イエス、咎無くて死す」という暗号を埋め込んだとしたら、なぜそのようなことをしたのでしょうか。空海は真言宗の開祖として仏教を極めたわけですが、同じ宗教人として何かキリストに感じ入るところがあったのでしょうか。トンデモ説とはわかっていても、興味は尽きることがありません。

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