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2008年1月26日 (土)

言葉の持つ響き

いろいろな国の同じ意味の単語を比較すると、何らかの共通点は見つかるのでしょうか。例えば「大きい・小さい」という単語。これは身振り手振りの大小、声の大小などで、言葉が発生した初期の段階から表現されていたもののひとつだと思います。なので、いくつかの言語を比べてみると(サンプル数が少なすぎますが…)、確かに「大きい」はなんとなく大きそうな感じがするし、大声で発音しやすそうな音です。「小さい」については「S音 (SH、CH、TI含む)」が入っていて、発音するときもおちょぼ口というか小さめの発声で言えるような感じ。身振り手振りを交えれば、どんな国の人にも意味を伝えることができるのではないでしょうか。

日本語: オオキイ (ダイ)/チイサイ (ショウ)
中国語: ダー/シャオ
英 語: ラージ/スモール
フランス語: グラン/プティ
アラビア語: カビール/サギール
アムハラ語: トゥッルク/ティンニシュ
インドネシア語: ブサル/クチル

では、「美しい」はどうでしょう。そもそも美しさに絶対的な尺度があるわけではないでしょうし、その表現方法も千差万別でしょう。そのため、美しい事物を客観的に表す万国共通の「音」があるとは思えません。基本的には、たぶんもともとそのコミュニティーにとって美しいと感じる何かの事物があって、それをもって美しいと表す単語に変わっていったのかなと想像します。しかし、以下の言語については、偶然かもしれませんが B音とJ音(CH含む) が共通しているようにも見えます (とにかくサンプルが少ないので断定する勇気はありませんが)。

日本語: ウツクシイ (ビ)
中国語: メイリー
英 語: ビューティフル
フランス語: ベル
アラビア語: ジャミール
アムハラ語: コンジョ
インドネシア語: チャンティク

しかし、例えばアメリカ人に「This is Bi (これは美しい/ビ です)」といくらがんばって言っても、意味を理解してもらうことは難しそうです。逆に、アラブ人から「アンティ・ジャミーラ (貴女は美しい)」と言われて、その意味(ニュアンス)がわかる人はいるでしょうか。日本でジャミラと言ったらウルトラ怪獣だし (注:フランスの有人衛星実験の失敗で変わり果てた姿となったフランス人女性宇宙飛行士ジャミラという設定/写真) (←古ッ!)。でも、もしかして日本人に一番知られているアラビア語?。いや、みんなその意識はないか…。

いずれにしろ、もっとサンプルを集めないとだめですね。できればアルタイ語族としてモンゴル語も。日本語以前の縄文語なんかもおもしろそうです。

281jamila

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