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2008年2月 9日 (土)

旧正月の香港 2

2月8日 (旧正月2日)。午前10時起床。もう少し早く起きたかったのにこの時間。でもサウジ時間ならまだ朝5時だからがんばったほうかな。ホテルを出て朝食のため女人街方面へ歩き、昨日の晩、この界隈で一番にぎわっていたお店「明苑粉麺茶餐廰」へ。お粥を食べたかったのですが、150種類くらいあるメニューをざっと見渡しても粥の文字がなく、あきらめて本当はお昼に食べようと思っていたエビワンタンメンを注文しました。細くて黄色いチリチリの麺に、プリプリのエビワンタンが6個。この麺は固かったり臭かったりと、これまでにけっこう当たりはずれがあったのですが、この店はバッチリでした。

麺は細いのにシコシコ、しかし嫌な固さはなく、プツンと歯切れが良い。臭みはまったくなく、薄味のスープに良く合っていました。シンプルな白湯スープはいくら飲んでも飽きが来ないすっきり味。逆に、スープだけではやや単調な感じもしますが、スープに浮かべられたパクチーと一緒に口に運ぶと、その都度新鮮でエキゾチックな香りが鼻腔を抜けていきます。実はこれまでパクチーは苦手でしたが、今回初めてパクチーをおいしいと思いました。タイのパクチーよりまろやかなのかな。エビワンタンは、もう何も言うことがないくらいおいしかったです。さすが、看板に「雲呑大王」と書いているだけあります。

朝食後、女人街を通り抜けて金魚街へ。その名の通り、一帯に金魚屋がズラーッと軒を連ねています。残念ながら空いていたのは数軒だけでしたが、店頭では地元の人がひたすらじっと金魚を見ていました。模様の良いものをさがしているのでしょうか。縁起物としての金魚人気の高さを少し想像できました。金魚街をうろうろした後は、もと来た道をもどり花園街街市へ。ここは公設市場で、1階と2階は肉、魚、野菜、果物などの売り場、3階はフードコートになっています。しかし事前の情報通りここも旧正月のためほぼすべて閉まっていました。

そうこうしているうちに時間は12時半になりました。ちょっと小腹が空いてきたので、この市場の隣のレストラン「香港仔魚蛋粉」に入り、牡蠣と挽肉 (あるいは極少肉団子?) のお粥を注文。メニューにあったウニ刺しは残念ながらありませんでしたが (隣の市場が休みだから…)、牡蠣のスープがびっくりするほど濃厚で、最後の一口まで堪能しました。しかし香港は食堂から屋台まで食べ物屋には不自由しません。香港人の家には台所がないというのは本当なんでしょうか。家庭に台所がないから外食産業が発展したとも聞くし、外に食べる所がたくさんあるから家で料理する必要がないとも聞くし、どっちだろう。

ここからは、日頃の運動不足解消のためひたすら歩きました。尖沙咀 (Tsim Sha Tsui) まで、ネイザンロードと裏の道を出たり入ったりしながらのんびりと、街の写真をパチパチ撮りながらの気楽な散歩です。今回ものすごく久しぶりに香港を訪れましたが、もう昔ながらの建物はほとんど見られず (道の看板は相変わらずですが)、たまにあってもバックには高層ビル群の林立が見えたりして、その新旧のコントラストが面白くもあり、やるせなくもありました。もうすぐこういった古き良き時代を感じさせる建物はなくなってしまうんでしょうね。

ネイザンロードを突き当たりまで行くと、ペニンシュラホテル横の地下道を下り、そごうを抜けて反対車線の方へ。海沿いの遊歩道「星光大道 (Avenue of Stars)」を歩くと、海の先には香港島のビル群が見えます。この日は白く霞がかかっていて対岸はあまりよく見えませんでしたが、やはり観光客が多く、大変な賑わいでした。この歩道には香港・中国映画スターの手形とサインが刻まれています。ハリウッドにもあるやつですね。一番人気はやはりジャッキー・チェン。大人も子供もそれを見つけると「成龍 (ツェン・ロン)」と言って手形に手を乗せ記念写真を撮っていました。ブルース・リー、ジェット・リーも人気でした。

遊歩道の中ほどにあるブルース・リーの銅像の前では、その型をまねて記念写真を撮るのがお約束。中国の人たちが次から次へと「アチョー!」と言いながら写真を撮ってもらっていました。撮った後にみんな「あぁ、恥ずかしい、やっちゃった」みたいなことを言って (←想像です) 照れていたのがおかしかったです。しかし周りに何十人も中国人がいる中で、あえて自分に「写真撮って」と言ってきた人が3人も。最初から最後まで中国語だったし。まぁ、わかってなかったんでしょうけど。もう昔ほど日本人と中国人は区別できない感じですね。

遊歩道を抜け、またネイザンロードまで戻ると、来たときに準備をしていた中国獅子舞のグループが、デパートの前で踊っている真っ最中でした。ジャンジャーンという景気の良い楽器の音色は、お正月気分満点です。最後に獅子が「新年おめでとう」みたいな掛け軸をバッと垂らすと、見物客からは拍手喝采が。しかしみんな道にはみ出して見ていたので車には迷惑だったかも。その足で正面の重慶(チョンキン)マンションをのぞきましたが、相変わらずのいかがわしさとアフリカ人の多さに這々の体で逃げ出しました。

それから、3時のおやつを食べに尖沙咀の「糖朝 (Sweet Dynasty)」へ。蓮の実入りクルミのお汁粉、ツバメの巣が乗ったエッグタルトに舌鼓を打ちました。おやつの後はお店の近くにあった「康恵足マッサージセンター」でフットマッサージをして、足が軽くなったところで、地下鉄に乗ってホテルに戻り小休止。地下鉄は快適でした。チケットを買うのもとてもわかりやすかったし。こういう市民生活の快適さでは、知らないうちに日本はどんどんアジアの国に追い抜かれているように感じました。


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