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2008年2月10日 (日)

旧正月の香港 4

2月9日 (旧正月3日)。なんとか9時起床。朝食は女人街の「極之好粥麺」。この店、香港でもっとも愛されているインスタント麺「出前一丁」を使った料理コンテストで優勝という栄誉に輝き、その名も「香港B級グルメ界の覇王」。ただ、お店に入ってわかったのですが、売れ線メニューは汁そばではなく出前一丁の麺を使った焼きそば、そして値段は30~40HK$とけっこう高め。朝から焼きそばは胸焼けの可能性大だし割高感もあったので、他にも評判の魚のアラのお粥とエビワンタンスープを頼みました。魚のアラはおいしいですね。ダシがたっぷり出て。お粥も時間をかけて煮込んであり、とてもまろやかで優しい味。朝のお腹にはもってこいです。

エビワンタンは壁の張り紙の写真を見て急遽追加注文したのですが、エビと豚肉がギュッと詰まった大振りなワンタンは、朝食べるには少々ヘビーなほど濃厚な味わいでした。でももしかしたらスープは出前一丁をベースにしているかも。お店の厨房には焼きそばが山のように (本当に山のように) 盛られていましたから、スープがたくさん余っているはずだし。もちろん、もっと複雑で奥深い味わいでしたけど。朝から満足&満腹。ちょっと食べ過ぎ。

朝ホテルを出るまでは特に予定は立てていなかったのですが、前日とうって変わって天気が良く、これならばとビクトリアピークに行くことにしました。まずは地下鉄に乗って中環 (Central) へ。少し坂道を上り、ヒルサイドエスカレーターに乗りました。これは映画「恋する惑星」にも登場した世界一長いエスカレーターです。全長800m (短いものが連結されている)、高低差135mで 、途中でバックの街の景色を楽しみながら、鼻歌まじりで快調に上っていきました。しかし一番上に着いてから、今度はピークトラム駅までくねくねした道を20分歩くことがわかり、ちょっと弱気に。多少道に迷いながらもなんとか駅にたどり着くと、みんな考えることは同じで、トラムのチケットオフィスの前には長蛇の列ができていました。

ピークトラムには乗りたかったのですが、ここで何十分もロスすることになりそうだったので、タクシーを捕まえさっさとピークに上がることにしました (と言ってもなかなかタクシーが捕まりませんでしたけど)。ピークには立派なショッピングセンターができていました。お正月っぽい飾り付けが施され、あちこちで歓声があがっていました。一番高い展望台が有料 (10KH$=140円) なのにはみんな少し不満顔でしたが、展望台に上るとそんなことはあっという間に忘れてしまうのでしょう、眼下に広がる素晴らしい景色にみんなかなりテンション高めでした。残念ながら少し霞がかかってきてしまい、あまりくっきりした風景は見られませんでしたが、気分は爽快そのもの。元気が出てきたのでもう1ヶ所観光することにしました。

タクシーに乗り込み、上環 (Sheung Wan) の文武廟へ。これは1847年に建立されたと言われる香港最古の道教寺院で、学問の神様である文昌帝と三国志で有名な関羽の文武二神が祀られています。現場に到着すると、2ヶ所の入り口に200人くらいずつ行列ができていました。ここでもまた行列です。みんな中国本土からの観光客かなと思っていましたが、30分ほど並んでようやく中に入ると、みんな長いお線香に火を着けて一生懸命お参りをしていました。カメラを出している人間は自分ひとり。やはりみんな観光ではなくお参りをしに来たんですね。ところでこのお寺、渦巻き型の巨大線香でも有名です。中はものすごい煙でむせそうになりました。

文武廟のすぐ下には骨董品屋が立ち並ぶ小さな通りがあります。さすがに旧正月なのでお店は半分も開いていませんでしたが、なかなか面白そうな物が並んでいました。ここで時間は午後2時。そろそろ昼食を食べたいと思って、文武廟の前を通る荷季活道 (ハリウッドロード) を中環側に移動、いくつか目当てのレストランを決めて歩き始めました。ところが、九龍側と違ってこちらはほとんどのお店が閉まっています。レストランもその例に漏れず、期待していた4軒とも旧正月の三が日は休業の張り紙が。がっかり。仕方なく、地下鉄に乗って九龍に戻ることにしました。

佐敦で電車を降り、目指したのは「粗菜館」。香港一の美食家として有名な蔡瀾氏による、広東の伝統的な家庭料理が食べられるお店だそうです。しかし店内はガラガラ。一瞬、失敗したかなと思いましたが、蜜味東坡肉 (中国風豚の角煮)、招牌炒猪什 (豚のレバーとモツの炒め物) はともに素晴らしいおいしさでした。二皿とも量が多く、きっと残すだろうなと思いつつ食べ始めたのですが、一口食べるとまた次の一口が欲しくなる、食べても食べても飽きが来ない味には、「中華料理は脂っこくてくどくて、おいしいけれどあまりたくさん食べられない」というこれまでの考えがガラリと変わりました。というわけで、あっという間に完食。いやはや、お腹いっぱい。ちなみに、白ご飯にはラードと中国醤油が付いてきましたが、さすがにそれをご飯にかけることはしませんでした。

帰りがけにおやつとしてヤマザキパンでエッグタルトを買ってホテルにもどり小休止。夜はなかなかお腹がすかず、6時半頃からランガムプレイスなどをぶらぶらと散策、2時間ほど時間をつぶしていました。しかし、いざどこかお店に入ろうと思ったらどこも満員かつなかなかの行列。さらに、少しでもあっさりした物をと考えていたので、入れそうなお店が全然見つかりませんでした。さらに30分ほど歩いていると、「楽園牛丸大王」という麺屋のメニューに「手漉魚麺」の文字が。「これだ!」と思ってすぐ店に入り迷わず注文。言ってみれば魚肉ソーセージを細切りにしたような麺のラーメンですが、こちらは手作り麺。もっと味が濃くて噛み応えがありました。スープも魚介のダシであっさり。パクチーのほどよいアクセントもナイス。一緒に頼んだ激甘のアイスコーヒーも、香港の雰囲気にバッチリ合っていました。あぁ、おいしかった。で、ホテルに戻り就寝。

ちなみに、旧正月3日目になって、昼間に通りを歩く人の数が急に増えたように感じました。香港人が外に出始めたのか、ホテル代が最も高い年始をずらしてさらに中国人観光客が押し寄せたのか。初日の閑散とした雰囲気も良かったですが、目抜き通りを歩くのも押し合いへし合いというこんな感じも香港らしくて良かったです。


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