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2008年2月11日 (月)

旧正月の香港 5

2月10日。朝10時前にホテルをチェックアウト。地下鉄で尖沙咀まで行き、再び「糖朝」へ。10時開店のところ、10時15分に店に着くとすでに8割方席が埋まっていました。1軒手前のレストランもすでに行列ができていたし、この時期、香港でご飯を食べるのはなかなか大変な作業です。一番奥の席に座り、注文用紙にメニュー番号を記入して、甘い物×2と点心×3を注文しました。5分ほどすると、まずマンゴープリンと蓮の実入り黒胡麻汁粉が出てきました。確かに甘い物は作り置きできるから注文してすぐに出るのは当たり前なんでしょうけど、順番てものを少しは考えて欲しかった…。

マンゴープリンは南国のフルーツらしいまったりした風味とフレッシュな甘さが口の中に広がり、さすがのおいしさ。濃いです。果肉もたっぷり入っていました。お汁粉は甘さ控えめながらけっこうこってりで、この一品だけでも十分満足できる仕上がり。しかし先にデザートを食べると思いの外満腹感が出てしまいます。気をつけながらひと口ふた口とのんびり食べることにしました。

15分ほどして、ようやくエビ餃子が来ました。正直言うと「鶏足の甘辛煮乗せご飯」がまず来て欲しかったのですが…。点心の中でもこの鶏足は大好きな一品です。どの店でもいつでも置いてあるというわけではないので、何年かに一度しか巡り会わないのですが、久しぶりに食べられると喜んで注文しました。ちなみにエビの蒸し餃子2種は、可もなく不可もなく、というかどこで食べてもハズレなくおいしいので、逆に特別においしいと思うことも滅多にありません。あっという間にパクパクと食べてしまいました。そして、ひたすら鶏足ご飯を待ちました。5分たち、10分たち、20分が過ぎ…。ここで我慢の限界。

入店したとき英語で (と言っても"This way" くらいだけど) 案内してくれた黒服を呼びました。「まだ来ていない品がある」と英語で言っても、何かさっぱりわからないという素振り。メニューを指さして「これこれ、鶏足ご飯がまだ」と言ったら、手をバッテンにしてごちゃごちゃ言っています。そしておもむろにご飯メニューのページの上に小さく書いてあった「11:30~」という文字列を指さしました。……なんだ、そういうことか。……だったら先に言ってくれーーー!!。あぁ時間損した。あまり時間がなかったので、結局ご飯はあきらめて店を後にしました。次に鶏足に出会うのは何年後になるでしょう…。

店を出て、今度は足マッサージ。また「康恵 (Hong Wai)」に行きました。足35分+肩首腰15分で150HK$ (2100円) は、初日に行った旺角の店より2割以上高いのですが、店内は明るく清潔感があるし、何よりマッサージが丁寧で良く効くので、断然こちらの方が良いです。店のチラシに足裏ツボの反射区が書いてあるのもグッド。店内は常にお客が絶えません。ここで、3日間の旅行の足腰の疲れを癒やしました。実は「ロウソクを使った耳垢取り (45分 80HK$)」というのにものすごく興味があったのですが、今回はあと一歩勇気が出ず試しませんでした。次回に持ち越し。

マッサージの後、地下鉄に乗って対岸の中環駅へ移動、連絡通路を歩いて香港駅へ。エアポートエクスプレスのチケットを100HK$で買ってから地上階に上がり、サウジアラビアに戻るフライトのチェックインを済ませました (In-Town Check In)。なかなか便利なシステムです。4時半のフライトまで3時間あるので、近辺で軽く何かを食べようとシティーホールに向かいました。結局、ホール内のレストランは順番待ちのお客でごった返していたため、そこで食べるのはあきらめましたが。

それにしても、香港駅からシティーホールへと続く道に、延々とフィリピン人らしき女性たちが座っていたのには驚きました。最初はコンサートの入場待ちかと思ったほどです。さらにシティーホール建物の周辺と中庭にも、何百人もの女性がいました。それぞれ5~10人のグループですが、それらがあちこちに陣取り、段ボールを敷いてお弁当片手におしゃべりやトランプに興じている様は圧巻のひと言。一瞬ここはマニラかと目を疑いました。出稼ぎのメイドさんたちでしょうか。日曜だったし。

彼女たちを横目に、歩道橋を通ってスターフェリーの波止場に行きました。香港島から九龍側を見ると、なかなかに美しい眺め。綺麗な高層ビルが建ち並ぶ風光明媚な港湾都市、といった風情です。しかし実際には、あのビル群の下の通りはいかがわしい看板であふれ、八角と油とドブと排気ガスの匂いにまみれているわけです。美しさと醜悪さ、知性と下世話、近未来と過去が同居している不思議な街、香港。その魅力 (魔力?) は尽きることはありませんが、ここを訪ねる人間もそのパワーを受け止める覚悟 (あるいは軽く受け流す度量) が必要かもしれません。個人的には、10年に一度くらいの訪問で良いかな。香港に住んでいる日本人は本当にすごいと思う…。

波止場のパン屋さんでチャーシュー入りパンとポークカレーパンを買ってから香港駅に移動。お金がまだ少し残っていたので、駅ビル内の「大家楽」で「鴨肉乗せご飯」を買って急いで立ち食いしました。鴨肉は赤身で鶏よりもずっと身がしまっていて、ずいぶん食べ応えがあります。脂身も多く、もっと良いレストランで食べたらさらにおいしいんだろうなと思いつつも、こういうテイクアウトの店でも十分おいしいと感じました。ただしお米は今イチですね。全然香りがない。同じ長粒米でも、ちゃんとしたお店で食べる白飯は、ふわっと良い香りが立ち上ってきます。そういうお米は「ジャスミンライス」とか「香り米」とか言うんでしょうか。まぁ、こんな場所でそこまでは求めませんけど。

空港行きの鉄道、エアポートエクスプレスはとても快適でした。車窓の風景を楽しむほどの時間もなく、30分弱で空港に到着。出国手続きもさっと終わり、ボーディングの30分前にはゲートに着きました。飛行機はオンタイムで出発。バハレンに降りるので、香港からリヤドまで、結局丸々12時間かかりました。行きは8時間ちょっとで着くんですけどね。気流の関係とかあるんでしょうか。でも、足マッサージを受けていたからあまり疲れもたまらず、なかなか快適な空の旅でした。あ、亀ゼリー食べるの忘れていた!

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