« 千夜一夜の美女:エメラルド | トップページ | ぬか喜び »

2008年2月 5日 (火)

アニメキャラの声

例えばそれが名作と言われるアニメの場合、最初にテレビ放映されたりあるいは映画で封切りされた時に見逃して、さらに十年くらいたってすでにそれが「伝説」となってから初めて見るとすると、キャラの顔やストーリーなど、往々にして情報だけは十分にインプットされているため、各キャラのイメージが頭の中でできあがってしまっていることが多いのではないでしょうか。そして、そんなアニメを見る時、一番違和感を感じるのは「声」です。

このところアラビアンナイトのことを書いていたので、アラビアンナイト→和田慎二の「アラビアン狂想曲」→和田慎二が好きな「太陽の王子ホルスの大冒険」→宮崎駿→未来少年コナン、という感じでふたつのアニメのことを思い出しました (見た時のショックを)。いずれもリアルタイムでは見ておらず、「早く見なくちゃ」と思ってはいたのですが、ようやくそれが実現したのはずいぶん後年になってからでした。しかしそこには、思いもかけないことが…。それは、ヒルダ (太陽の王子ホルスの大冒険) と、ラナ (未来少年コナン) の声のイメージが違いすぎる!、という強烈な違和感でした。

まず、ヒルダに市原悦子…。あの声はあまりにも独特すぎて、完全に俳優・市原悦子の声でした。当時は無名だったのかもしれないけれど、自分が見た時にはすでに市原悦子の顔が完全に脳にインプットされていたため、ヒルダのひと言ひと言にあの顔がダブってしまい、孤独な美少女のはずなのに、悲しい運命を背負っているはずなのに、なんだかとにかく全然違ーーーう!、という風に拒絶反応が出てしまいました。

そもそもあの声は「アニメ声」ではないでしょう (誤解を恐れずに言えば、マンガ日本昔話は紙芝居です!)。個性がありすぎます。声優の顔を知っているのも明らかにマイナス要因。顔を知っていてなおかつアニメキャラに感情移入できるのは、有名どころでは戸田恵子くらいか。増山江威子 (の若い頃) もちゃんと峰不二子にダブって見えたな (キューティーハニーもバカボンのママも良かった!)。神谷明の顔は知りたくなかった…。

そして、ラナ。こちらの方がショックは大きかったです。どう考えても声と年齢が合っていない。ああいう容姿で、あの老けた、もとい、あまりに大人びた声色はどうなんでしょう。キャラ付けの意図はわからないでもありませんが、自分が抱いていたイメージとはあまりにもかけ離れていたので。十年越しでようやく見たコナンは、ちょっと悲しいものがありました。これもリアルタイムで見ていたら全然違っていたのかな。まぁ、ハウルの動く城のソフィーもけっこう衝撃的でしたけど。

個人的には、俳優に声優を任せるのはちょっとどうかなと疑問を覚えます (特に宮崎駿?)。俳優がやると、声で演技するっていうのとはまた違って、なんか姿が見えないだけで本当に体を使って演技してしまっているような気が。画に声が乗っていないというか、画とシンクロしていないというか。こう考えると、やっぱり声優はすごいです。みんなプロだ。

|

« 千夜一夜の美女:エメラルド | トップページ | ぬか喜び »

映画・アニメ・本・音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 千夜一夜の美女:エメラルド | トップページ | ぬか喜び »