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2008年2月19日 (火)

シンドバッド 黄金の航海

第1作からだいぶ年数がたちましたが、シンドバッドシリーズの続編 (1973年製作)。魔術師の力で顔に火傷をおったマラビア王国の領主とともに、黄金の首飾りの失われたかけらを求めて伝説の島に向かうシンドバッド一行。ホムンクルス、6本腕の仏像 (カーリー)、半人半馬のケンタウロスなど、神話的な怪物が生き生きと動き回り、シンドバッドを次々と苦しめます。仮面をかぶった領主と、なぜか美人奴隷と酔っぱらいのダメ青年までついてきますが、やはり冒険に美女はつきもの。最後にシンドバッドが国王の座よりも美女を選ぶのもお約束。船の舳先に彫られた女神が魔術によって動き出し乗組員を襲い、伝説の島への海図を奪うアイデアも秀逸なら、魔術師がその悪魔的な力を使うと老化してみるみる白髪と皺だらけになっていく設定もなかなか凝っています。ちなみに、マラビア王国の領主の城はまたアルハンブラ宮殿でした。

航海の途中、偶然シンドバッドは黄金の首飾りの一部を手に入れます。それを手にした瞬間、右手に目の入れ墨を持つ女性の幻が浮かび、興味を抱いたシンドバッドが黄金の首飾りを手元に置くことを決めると、不思議な導きで船はマラビア王国にたどり着きました。マラビアで仮面の領主に事情を聞くと、黄金の首飾りをつなぎ合わせるとこの世を支配することができる絶対的な力が手に入るとのこと。そうしてシンドバッドは乗組員を補充し、仮面の領主とともに伝説の島レムリアを目指します。幻で見た、手のひらに目の入れ墨を持つ美女マリアンナとも出会い、長い航海が始まりました。魔術師が後をつけています。途中、海図を奪われてしまいますが、シンドバッドは腕と勘を頼りに、なんとか島にたどり着きました。

魔術師もまんまと追跡に成功し、伝説の島に上陸しました。シンドバッドたちに6本の腕を持つカーリー、半人半馬、虎の体にワシの羽をはやした巨大な怪獣を差し向けますが、それらをことごとく打ち破るシンドバッド。しかし倒されたカーリーの中から黄金の首飾りの最後のかけらを見つけた魔術師は、ついに神秘の泉に行き絶大な力を手に入れました。魔術を使って老化した体は新たな力によって若返り、透明になってシンドバッドと死闘を繰り広げます (と言うほど長丁場ではないですが)。結局、噴水の中に一瞬その影が浮き出た魔術師は、シンドバッドにとどめを刺されてしまいました。すると、泉の底から不思議な王冠が出現。シンドバッドはすかさず王冠を仮面の領主に捧げました。すると、領主は昔の姿を取り戻しましたとさ。めでたしめでたし。

国に帰る船の上で、マリアンナがシンドバッドに詰め寄ります。「王国と財宝が手に入ったのに、なぜ手放したの?」 シンドバッドは「自由を選んだのさ、国王に自由はないし結婚も自由にできない」と答え、彼女を熱く抱擁するのでした。いかすプロポーズですね。なかなか男気を見せました。しかし、彼女は明らかに不満顔。そりゃそうでしょう。もしかしたら「王妃」だったかもしれないのに、結局「船長のおかみさん」止まりだったわけですから。二人の先行きが気になるエンディングでした。

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