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2008年2月17日 (日)

スーパーサイズミー

アラブ人もそうですが、アメリカ人も肥満体型の人は多いですね。しかも、どちらかというと低所得者層に多い (サウジはちょっと違いますが)。さらに、肥満なのに栄養失調というのも特徴です。これは、野菜を摂らずに高脂肪・高カロリーの偏った食事を続けたことが原因でしょう。アメリカで少女2人が、太った責任はマクドナルドにあると訴え敗訴したのを見て、「じゃ、自分でやってみよっと」というノリで始められた映画「スーパーサイズミー」を見ました。1ヶ月の間1日3食マクドナルドを食べ続ける体当たりレポートです。

こういうおバカ映画 (の皮をかぶった社会派映画?) は良くも悪くもアメリカならではです。結果は最初からわかっていたでしょうから、途中に挟み込んだ「政府と企業の営利主義が悪い」という主張が実際のテーマなんでしょう。マクドナルドにしてみたら企業努力の賜と自負しているでしょうから、見解の相違とでも言いましょうか。それにしても、自分の理性がコントロールできないことをすぐに環境のせいにする訴訟大国アメリカらしい主張です。まぁ、よその国のことだからおもしろおかしく観ましたけど。でも、健康に良いとされるお寿司だって、毎日それだけを食べ続けたらやっぱり体には良くないでしょう。フランス料理のフルコースもしかり。「スーパーサイズミー」は、日本やフランス、その他の国ではありえない、アメリカならではの映画だと思いました。

しかしながら、アメリカの小学校にジュースの自動販売機があることや、給食がほとんどジャンクフードということなどをあらためて見せつけられると、さすがに子供はかわいそうだと思いました。低所得者層では親が栄養に配慮した食事を作ることが経済的に難しい云々と言っていますが、巻き添えになるのは結局子供というわけです。それは政府や企業が悪いんじゃなくて、親のやり方や考え方次第ではないのかなと思わないでもありませんが、それに抗えない問題がアメリカ社会に根深く存在するということなんでしょうかねぇ。企業に対し「安い」だけでなく道義的責任として「安全でおいしい」食べ物の提供を求めることは、それほど無理な注文なんでしょうか。当然そういうことをやり始めたら値段も多少上がるでしょうけど、逆に値段を抑えるために店員の労働条件が悪くなったりしたら、それもかわいそうな話ですが。

自分自身、マクドナルドのハンバーガーを「く~、旨い!」とは思いませんが、これまでたびたびお世話になってきたのも事実 (でもバーガーキング派かな)。食事と考えたらこんなにわびしいものはないけれど、おやつというかスナックとしては、逆に楽しくさえあります。今日のお昼、久しぶりにマクドナルドに行きました。ビッグマックが昔よりだいぶマシな味になっていたような気がしました。でもバリューセットに12リヤル (360円) 出すなら、同じ値段でハーフチキンがついたブハーリーライスの方が間違いなくおいしいしボリュームもあります。それなのに店内はサウジ人で繁盛していましたから、やっぱり若者はジャンクフードが大好きなんですね。というよりも、マクドナルドに行くこと自体、ひとつのスタイルなのかもしれません。不思議なもので、アメリカ文化というのは極めて魅力的あるいは中毒性が高いですから。

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