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2008年4月18日 (金)

インドネシアのパチパチタバコ

学生時代、日本語科にインドネシア人の留学生がいて、半年ほどの間、他の友人たちと一緒になって毎日のように遊んだりご飯 (自炊) を食べたりしていました。そして彼のアパートの押し入れの中には、それこそ山のような「ガラム」が。これは正式には「Gudang Garam (塩の蔵)」という名前で、インドネシアの国民的タバコです。クローブ (丁字) がブレンドされていて、火をつけて吸うとパチパチ (Kretek) と音をたてるため、クレテックとも呼ばれます。これがまた南国のタバコらしく、ネットリと甘い良い香りがするので、こちらは興味津々。しかし「1本ちょうだい」と言うより早く、彼からガラムを差し出されました。これがガラムとの出会いです。

その後、ガラムとはつかず離れずといった関係で、何年かインターバルをおいて、急にふと吸いたくなったりしました。もっとも、タールがかなりきついので、吸うというよりはいつもプカプカパチパチと煙をふかしている程度。むしろその香りの方を楽しんでいました。逆に自分で吸わなくても、隣で誰かが吸っていればそれで十分、あるいはガラムの香りをプンプンさせたインドネシア人が、横にいてくれるだけでも良いくらいです。学生時代の友達も、彼が学食に入ってくると、「来た!」と誰もがわかるくらい、ガラムの香りが染みついていました。いや、本当に良い香りでした。

鳩のヒナが残念なことになって、このところ少し落ち込んでいました。そうしてふとガラムの香りが恋しくなり、ちょっと考えた後、おもむろに台所にあったクローブを取り出し、火をつけてみました。結果は、うーん、惜しい。近い、けっこう近い香りです。ただ、ガラムも単にタバコ葉とクローブを混ぜただけではなく、甘い香りのフレーバーもブレンドされているのだそうです。「やっぱりダメか」と思って、昔バトハスークの一角でガラムを買った記憶をたぐり、買い物に出かけることにしました。

バトハスークはリヤド市中心部にあり、ありとあらゆるお店がゴチャッと固まっているような場所です。昔からそのゴチャゴチャ加減はすさまじく、渋滞と路上駐車がひどいためなかなか自分で車を運転して行くような気にはなりませんでした。しかし今回はガラムのためです。12年ぶりのバトハは、あまりに雰囲気が変わっていて、たどり着くまで (たどり着いたのにそこがそうだと気付くまで) ちょっと時間がかかりましたが、車を路駐して最初に入ったお店ですぐにガラムを見つけました。家に戻ってすぐに1本火をつけると、久しぶりの甘い香りに癒やされました。でもやっぱりきつい。もともとタバコ苦手だし。今度は香炉を買ってきて、そこでほぐしたガラムを焚いてみようかな。

ちなみに、写真のお菓子もバトハで買ったものです (マレーシア製)。バトハはアジア系の雑貨もいろいろ売っているので、通ったら面白いだろうなと思います。それにしても、かっぱえびせんて偉大ですね。いろいろな国でこうやってフォロワーを生んで (パクリとも言う?)。でも、この辛いかっぱえびせんはかなりおいしかったです。

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