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2008年4月 7日 (月)

ペルシャ湾がきな臭い?

海外で働く日本人にとって、為替変動は死活問題です。初めての海外赴任はカタール。日本を出た時はまだ1ドル=220円でしたが、3年の勤務を終え、日本に帰国する頃には1ドル=140円になっていました。この時は激しい円高だったので、赴任中に給料が3割カットされました。基本給は円建てなので、円高になると現地で受け取る米ドルが増えてしまうため、本社の方できっちり調整 (節約) されてしまったわけです。

次のサウジアラビア赴任では、湾岸戦争の時に銀行口座から米ドル現金が引き出せなかったり、サウジアラビア発行のトラベラーズチェックが海外で使えなかったり (戦争当事国なので) いろいろな経験をしました。しかし一番失敗したと思ったのは、現地に銀行口座を作ったことです。サウジアラビアを離任する時には、否応なしに全ての貯金を持ち帰らなければなりませんから (主に送金)、その時の円対ドルの換算率を受け入れざるを得ません。例によって、赴任中に円高になった時に給料を何割もカットされていますから、実際相当な目減りでした。

エジプト赴任では多少頭を使って、給料を現地で受け取るのではなく、アメリカの銀行に口座を開設し、そちらを送金先にしました (政情不安定な国に行く人は最初からこうします)。こうすれば、日本に帰国した時も自分のタイミングで送金して円に替えることができます。もちろん、円高の時はできるだけアメリカから送金しなくてもすむよう、倹約生活をしなければなりません。その後も、ヨルダン、エチオピア、そして今回のサウジアラビア再赴任と、アメリカの銀行口座はそのまま使っています。そんなわけで、今年に入ってから一気に加速した円高には、もう毎日の為替ニュースに一喜一憂です。去年の今頃と比べたら、すでに軽く2割貯金が目減りしていますから。

円高、と言うよりもドル安の発端となったアメリカのサブプライムローン問題は、一体この先どうなるんでしょう。なんでもアメリカはこの60年間に12回の住宅不況を経験していて、そのうち9回はそれが原因で景気後退を招いているそうです。アメリカがこれ以上景気後退したら、間違いなくもっと円高 (ドル安) になるでしょう。うぅ、目もあてられない…。ちなみに何もしなくても景気後退しなかったのは1回、あとの2回は戦争による軍需景気が景気後退を食い止めたそうです。こうなると、もはやアメリカはどこかに戦争を仕掛けるしかないのかも…。

なんて空気があり得なくもない昨今 (共和党が勝つには戦争特需しかない!?)、ペルシャ湾岸がまたきな臭くなっています。カタールのウデイド空軍基地で、米軍の戦略爆撃機ロックウェルB-1が着陸後の移動中に出火したというニュースが報道されました。しかし、実はこの時、B-1はイランの核施設を攻撃しに行っていたのではないかという疑惑が持ち上がっています。軍の一部の人間の判断により決行されたこの作戦が、別の人間により阻止されたというものです。自国のF-16戦闘機の機銃掃射で進路をふさがれたB-1は、出火しながらもウデイド空軍基地に無事に帰還したというのですが、果たして真相は如何に。

もしイランに爆弾 (核爆弾?) を落としていたら、やっぱり戦争になったんでしょうか。それでアメリカの景気が回復し、結果として円安ドル高になったとしても、ちっとも嬉しくありませんが…。

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