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2008年5月23日 (金)

アラビア語の挨拶の達人になろう

「アラブ人の挨拶は長い!」とひそかに感じている人も多いでしょう。そこで、アラビア湾岸諸国で使用される挨拶のフレーズを別表にまとめてみました。これらを駆使すれば、「お前はもうアラブ人だ!」と相手から太鼓判を押されること間違いなしです (それはイヤ?)。以下、少し使い方の説明を。

①「アッサラーム・アレイクム (あなたの上に平安あれ)」は人と会った時まず最初に言う挨拶です。時間は関係ありません。そしてほとんど「ケーファ・ハーラック (元気?)」がその後に続きます。「ゼーン (良い、元気)」はサウジアラビアやカタールなど湾岸諸国の方言。エジプト (カイロ) 方言では「イッザイヤック (元気?)」「クワイイス (良い、元気)」を使います。パーティーの席上などでは「ケーファ・ハーラック」は何度も繰り返し言われます。

②「ケーファ・ハーラック」のバリエーションとして「シュローナック」もよく使われます。これに対する返答は別表のようにたくさんありますが、これはいずれも相手を歓迎するという意味で使われます。これらのフレーズを互いに言い合っている時が、端から見て一番「挨拶合戦」という風に感じます。

③一通りの挨拶が終わると、次は互いの家族の状況をたずねあいます。本当に心配しているというよりも、これも決まり文句のようなものです。

④家族のことに続いて、今度は近況についてたずねる場合もあります。パターンとしては、「何かニュースはある?」「何事もなく平穏無事です」という会話になります。

⑤ようやく定型文的な挨拶が終わり、ここからはより実際的な近況のたずねあいとなります。相手に対して何か心配事があって、それを「あれ、どうなった?」というニュアンスでたずねるわけです。このあたりになると、ダメならダメとはっきり言うようです。「ワッラーヒ (神にかけて)」なんて大げさな表現に聞こえますが、これも日常的によく聞くフレーズです。以上で挨拶完了。やっぱり長い!

⑥招待客が帰る時は、また長々と挨拶が交わされます。互いに「何かできることはないか」と言い合いますが、その気になって「じゃあ、ひとつお願いが」なんてリクエストを出すことはあまりありません。ホストが「十分なもてなしができずにすみません」と謝るのは、日本人と共通していますね。

⑦一通り挨拶が済むと、ようやく「さようなら」となります。「マアッサラーマ (平安とともに)」はなかなか趣のある言葉ですね。ちなみに「さようなら」の語源は何なんでしょう。

⑧もし客人が短時間の訪問だった場合、このフレーズが使われるそうです。細かいシチュエーションが割り振られていますね。

⑨最後に「○○さんによろしく」というのも決まり文句。「アッラー・ユサッリマック (神があなたに平安をもたらす)」の使い方がちょっと難しいと感じますが、あまり深く考えなくてもいいのかな。

⑩相手が長旅に出る場合、決め台詞は「アッラーがついてるからね」です。心強いと言えばこれほどの言葉はありません。こういうフレーズは、さすがにイスラム教徒以外は使ってはいけないんでしょうか。悩むなぁ。

「挨拶」に関する過去記事
「ワッラーヒ」に関する過去記事

*アラビア語の挨拶 (PDFファイル)
(Windows Vista+Excelでアラビア語を打ち、PrimoPDFでPDFファイル化しました。他のPC環境でもちゃんと表示されるかな?)

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アラビア語・各国語」カテゴリの記事

コメント

エジプト方言でも書いてください

投稿: marika | 2008年5月23日 (金) 02時53分

うーん、いずれは…(汗)

投稿: shukran | 2008年5月24日 (土) 02時37分

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