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2008年5月 4日 (日)

ザンビアに嫉妬

エチオピア滞在中に、南アフリカ、タンザニア、ザンビアに行きました。南アは、「白人が入るとこうも違うんだ」と罰当たりなことを考えつつ、エチオピアが100年たっても追いつけないだろうと容易に想像できるほどの発展ぶりに、ただただ驚くばかりでした。タンザニアはセレンゲティとンゴロンゴロでサファリツアー。アフリカといえばやはり野生動物ですが、ちょうど大移動のシーズンにあたったようで、怖くなるくらい、動物の大群を間近で見ることができました。エチオピアはアフリカなのになんで野生動物がいないんだろうと、ロッジにもどった後、あまりにも無い無い尽くしのエチオピアが気の毒になりました。

一方ザンビアは、エチオピアほど資源も何もないわけではありませんが、1人あたりの年間所得がエチオピア100$ (世界最貧国レベル) に対して350$ (当時)。3倍以上の開きと言えなくもないですが、所詮は数百ドルですから、それほど大きな差とは思いませんでした。また、海岸線をもたないのもエチオピアと共通しています。出張前は、首都のルサカもだいたいアジスアベバみたいな町だろうと想像していました。食べ物についても、特に何の期待もせず。

ところが、まずチェックインしたホテルにびっくり。同じような値段のアジスアベバヒルトンホテルに比べたら、まぁ、きれいなこと。ロビーも部屋もピカピカ。この時点で「あれれ?」という予感はあったのですが、ショッピングセンターに連れて行ってもらってまたまた驚きました。こんな立派なものがあるとは、まったく想像していなかったからです。しかも、小洒落た店で新鮮なシーフードまで食べることができます。エチオピアでは、魚介類といえばテラピア、あっても冷凍イカなのに…。「あいつは普段アホだから、今度のテストも二人でビリ争いだろう」と考えていたら、予想に反して向こうは成績が良かった、というくらいの敗北感を感じることになりました。(←わかりにくい?)

所得レベルはたいして違わないのに、いったいこの差はどこから来るのでしょう。結論から言えば、これらは南ア資本によるものでした。経済的に多くの部分で南アの影響下にあるザンビアは、見かけ上はかなりの豊かさ、華やかさを見せつけてくれます。ザンビア人が外資ビジネスをどんな気持ちで見ているのか一考の余地はあるでしょうが、天然資源を何も持たないわりに外国資本の参入を厳しく規制して、その結果あいかわらず物資の不足に苦しむエチオピアと、どちらに住むのが幸せでしょうか。かなりレベルの低い争いかもしれませんが、この時はザンビアに住む外国人がうらやましくて仕方ありませんでした。

標高2400mのアジスアベバに比べたら、たいがいどの国に行っても良く眠れるので (空気が濃いから)、それだけとってもエチオピアより良いなといつも思うのですが、だったらエチオピアで誇れるものって何でしょう。治安が良い?。ただしアフリカの中では、という枕詞つき。中東に比べたら犯罪は相当多いです。女性がきれい?。たぶんこれもアフリカの中では、ということでしょうか。でも、普段から深刻な顔つきのエチオピア人ばかり見ていたので、ザンビア人のまん丸な笑顔がとても素敵に見えました。特に子供の可愛らしさは特筆ものです。ザンビアの田舎に行っても、「You You, Money!!」とは一度も言われなかったし。

アフリカ13ヶ国からアジスアベバに人をよんだ時は、みんな「エチオピアには文化がある」と口々に言っていました。アフリカ人から見ればそういうことなんでしょうね。2000年以上の歴史と固有の文字も持ち、アフリカでは唯一独立を保ってきた希有な国ですから (侵略するほど魅力がなかったとも…)。個人的にエチオピアでもっとも感動したのは料理なんですが、「エチオピア料理はおいしいよね」とアフリカ人に言ったら、「インジェラなんて食えないよ」とほぼ全員に否定されてしまいました…。

ちなみにエチオピア人は「米なんてまずくて食えない」と言っているし、一般的に外国人は料理についてはかなり保守的だと思います。日本人が「雑食」すぎるのかな。

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