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2008年5月22日 (木)

サソリ

サウジアラビア・サソリ研究センターの専門家によれば、サウジアラビアでは年間28,000件、人がサソリに刺される事故が発生しているそうです。国内ではこれまで20種類の毒サソリが見つかっており、人を死に至らしめる猛毒のものから軽微なものまで様々ですが、いずれにしても刺されると相当痛いとのことです。

サソリの被害者は主に砂漠地帯で任務に当たる兵士であり、このセンターも軍の病院施設の一部として開設されました。2006年の調査では多くのサソリ毒の血清の開発と、いくつかの新種も発見されました。サソリ毒の血清開発の難しいところは、生物学的に同種のサソリであっても、生息地域が違うと同じ血清が効かないことだそうです。

サウジ人と一緒に砂漠にダッブ (トゲオアガマ) を捕りに行った時、初めてサソリを見ましたが、その時のサウジ人の苦々しい顔は今でも思い出します。やはり彼も一度刺されたことがあるそうで (そんなに猛毒ではない種類)、もう二度と刺されたくないと言いながら、ダッブの穴から出てきたサソリを木の棒でバンバン叩いていました。(→過去記事)

ちなみに、2001年にヨルダンで「サソリ事件 (Scorpion Case)」という嘘のような本当の事件がありました。これは、妻が情夫と共謀し、サソリを使って夫を殺害しようとしたものです。ヨルダンでは時に家の中にサソリが入り込むこともあるので、きっと「これだ!」と思ったんでしょうね。以下、当時のニュースから。

「サソリを使って夫を殺害しようとした妻が起訴された。しかし弁護側は、夫の枕元に置かれたのが黒サソリであることに注目した。専門家によれば、黒サソリの毒はそれほど強くないため、大人を殺害することはほとんど無理。よって、妻の行動は殺人未遂にはあたらないと主張した。しかしその後、以前にも妻が情夫と共謀し、夫の車のブレーキに細工をしていたことが判明。妻の明確な殺人意図が立証された。妻には懲役6年8ヶ月、情夫には同10年が求刑されたが、両名とも裁判期間中にすでに5ヶ月拘留されていることや、殺人未遂というにはあまりにも手口が稚拙だったことから、結局2人ともサソリ事件においては無罪となった。ただし、姦通罪が適用されそれぞれ懲役6ヶ月、さらに情夫は過去に徴兵命令を拒否していたことがわかり、プラス3ヶ月の懲役となった」

……沖縄だったら「ハブ殺人事件」なんてのもあるんでしょうか。

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コメント

シンガポールは蚊によるデング熱が危ないけど、情夫と共謀しても自滅する可能性大。
わたしはだれよりも蚊に好まれます。血が美味しいのかな。。飲みすぎかな。。
サウジでは天敵はさそりですか。しかもサバク地帯ということはリヤドよりも郊外ですね。。。
大げさですが、
昔の電柱の張り紙を思い出しました。
人類はひとつにならないと。
こういった自然災害には打ち勝てない気がします。
CO2 削減はわたしにもできる第一歩。
自分で何言っているのか分かりませんが 意見を吐露してみたくなりました。失敬。(飲みすぎ)

投稿: AKEMI | 2008年5月22日 (木) 02時06分

昔ラオスに行った知人が、激辛青唐辛子を食べると蚊に刺されないと言っていました。蚊には刺されなかったけど、胃を壊したそうです。(´Д`)

投稿: shukran | 2008年5月23日 (金) 02時38分

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