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2008年6月 6日 (金)

お気に入りCD:カッワーリー Remix

■Star Rise (Nusrat Fateh Ali Khan Remix)
1. Sweet Pain (Joi)
2. My Heart My Life (Talvin Singh)
3. Taa Deem (Asian Dub Foundation)
4. Shadow (State of Bengal)
5. Longing (Aki Nawaz)
6. My Comfort Remains (Black Star Liner)
7. Tracery (Nitin Sawhney)
8. Lament (Earthtribe)
9. Nothing Without You (The Dhol Foundation & Fun-Da-Mental)

カッワーリーはインド、パキスタン、バングラデシュのムスリムの集団歌謡です。これに従事する音楽家はカッワールと呼ばれ、楽団は通常、ハルモニウム担当の主唱者と、タブラー、ドーラク、手拍子などを担当する従唱者で構成されます。本来はイスラム神秘主義 (スーフィズム) にもとづき聖者廟で演奏され、聴衆に陶酔状態、忘我の状態を誘発して、神との神秘的合一体験を獲得させるという目的を持ちますが、昨今では非宗教的な場でも盛んに演奏されるとともに、ビジネス化やポップ化が進み、ワールドミュージックの一翼を担うようになりました。

カッワーリーの巨星「ヌスラト・ファテー・アリー・ハーン」の歌声を聴いたのは、先に紹介した「決定版ワールドミュージック」の中の「アッラー・フー」が初めてでした。ほどなくして、タイミング良く友人から「法悦のカッワーリー 1&2」をテープでもらい、その強烈な歌声とうねるような旋律に圧倒され、「これを何千人かの聴衆と一緒に聴いたら本当に神様見ちゃうかも」などと思ったものです。そんじょそこらのトランスミュージックなど足もとにも及ばない、驚異の人力トランスの迫力をもっと多くの人に知ってもらいたいものです。

もっとも、いきなりカッワーリーというのも最初はかなり取っつきにくいと思います。そこで、このCD。カナダ人ギタリストが先にヌスラトとコラボレートした「Mustt Mustt」「Night Song」の曲を、イギリスのアジアンなミュージシャンたちが思い思いにリミックスしています。1.の強烈な出だしに「この先どうなっちゃうの!?」と嬉しい悲鳴が口をついて出ることうけあいですが、正直、その先は3.と9.を除けばそれほど過激な展開はなく、そういった意味では良質のトランスミュージックとして安心して聴けます。ヌスラトの吸い込まれるような歌声も端々に健在。

でも、やっぱり本家のカッワーリーにはかなわないかな。

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