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2008年6月16日 (月)

売春は国が管理すべきか

[2008.6.08 ロイター] イタリア政府は、路上での売春客引きの横行に歯止めを掛けるため、「赤線地区」の設置や売春宿の合法化、売春あっせんを終身刑の対象とするなどの提案を検討している。

同国では、昼夜を問わず多くの町でドライバーを対象に路上に立つ売春婦の数が増加している。ある統計によると、国内の売春婦の数は8万―10万人で、半数以上が外国人、65%が路上で客引きをしている。イタリアでは売春自体は禁止されていないが、売春の強制や売り込みは違法。1958年に閉鎖されるまでは国が管理する合法的な売春宿が700軒あった。

衛星テレビ局スカイが行ったある調査では、回答者の8割以上が売春を赤線地区内に限定することに賛成。フラティニ外相は「欧州 (の一部) には赤線地区が存在し、そこでは売春婦は奴隷ではない」と指摘。管理された売春宿のある国は性感染症の予防の面でも効果的との見解を示した。

………難しい問題ですね。「売春は最古の職業」などとも言われますし、これからも世の中からなくなることはないのかもしれません。貧困に苦しむ途上国であればなおさらです。生きていくためにはそれをせざるを得ない人たちがやはり存在するからです。であるならば、国が彼女たちを (プロとして) 認め、中間搾取を根絶し適正な対価を得られるよう、また性感染症の予防を行うよう義務づける方が、現状では人道的にも正しい選択ということになるのでしょうか。オランダやオーストラリア、タイなどはそれで成功しているようですから。

ただし、それ以外に職業選択の余地がないというギリギリの状態であること、強制ではなく個人の意志で行うことなどを審査する必要はあると思います。また、定年制および社会復帰プログラムを設けることも必要でしょう。安易に外国人 (女性) を受け入れるべきではありませんが、本国の社会情勢を考慮し、むやみに強制退去を命ずるばかりではなく人道的配慮をすることも求められるでしょう。ビジネスの後には領収書を発行し、税金がきちんと納められるようにしなければなりません。政府は国民がこのような職業の人たちを差別しないよう、法令の制定や啓蒙活動を行うことも必要でしょう。

などとあれこれ考えてみますが、内容が内容なだけに表だって議論はしづらいでしょうね。「そもそも論」を持ってこられたらぐうの音も出ませんし、「赤線」を作るよりも女性の自立支援センターを、という方がいかにも正論です。また、年間12万人ともいわれる西欧への女性の人身売買 (主に東欧から) を阻止する方が先決かもしれません。それは極めて難しいでしょうが。中途半端に人権尊重とか言っても、確かに貧困は存在するし世の中きれいごとばかりではないし、うーん、考えがまとまらない (←そりゃそうだ)。

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