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2008年6月19日 (木)

大学進学か結婚か

サウジアラビアでは今週から来週にかけて、全国一斉に学年末試験が行われています。試験はどの学生にとっても頭の痛い問題ですが、特に高校3年生の女子生徒にとっては、一生を左右する重要な意味を持っており、深刻な重圧になっています。

もし卒業試験にパスできなかったら、あるいは卒業できても成績が悪ければ、ほとんどの女子は親から結婚するよう求められます。つまり、卒業試験の成績次第で大学進学か結婚かが決まってしまう、まさに人生の一大事なのです。縁談の相手は親が決めてきますから、そこで 「終わった」 と感じる気持ちはわかるような気がします。

サウジアラビアの女子の大学進学率は、以前にくらべ急激に上昇しているそうです。大学でまだまだ青春を謳歌したいというのが本音なのかもしれません。もちろん、キャンパスでも町でも男女は隔離されていますから、物理的にも文化的にもボーイフレンドを作るなんてことはありえないのですが。

大学で純粋に学問に没頭したいという女子がどれくらいいるかわかりませんが、女性の就職先が極めて限定されており、女性の実業家もまだ物珍しいこの国では、高等教育を活かすチャンスはほとんど皆無というのが現実です。サウジアラビア人女性は働く必要はないのですが、言い換えれば働く自由を奪われているということにもなります。

社会に貢献したい、あるいは自分の能力を世間で試してみたいと考える女性は決して少なくないはずです。女性の社会進出が高まれば、今以上に国力も上がっていくことは間違いありません。何しろ今は潜在的労働力人口の半分を使っていないわけですから。

ただ、一方で、サウジアラビアの女性はわがままで使いものにならないという声が根強くあったりもします。この辺はやってみないとわかりませんね。というかそれは男も…。

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