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2008年6月10日 (火)

サウジアラビアで健康生活

以前「スーパーサイズミー」の感想を書きましたが、DVDのボーナストラックで各社のハンバーガーがどれくらいもつか (腐らないか) という実験をしていて、マクドナルドのフライドポテトが全然腐らなかったのを見てなんとも不思議な感じがしたものです。しかし、ここ数年欧米で規制が広がっているトランス脂肪酸に関連したサイトを読んでいると、それも納得といったところでしょうか。

マーガリンやショートニングを、「ゴキブリも食べない」「食べるプラスチック」「毒」なんて糾弾しているサイトも多いのですが、それはそれでちょっと過剰反応かなとも思います。例えばマーガリンでも製品によってトランス脂肪酸の含有量が全然違うし。ただ、こういった植物油製品について、「バターより健康的」「コレステロールを下げる」などと良いことずくめの宣伝文句ばかりをたれ流してはいけない状況にはあると思います。メーカーの道義的責任として。「消費者が賢くなれば良い」という意見もありますが、少なくともメーカーが必要な情報を開示してくれないと選びようがありません。

トランス脂肪酸をインターネットで検索すると、たちまち関連情報が集まります。1日の摂取量は2g以下が好ましい、日本人は平均1.6g、アメリカ人は平均5.8g、なんて統計もありました。これを信ずるとすれば、日本人も食生活が欧米化したと言われる昨今ですが、まだまだ魚も食べるしファストフード依存もしていないということなんでしょう。そもそもアメリカ人が異常なんですね。とは言っても、マクドナルドなんてすでにアメリカの「食文化」でしょうし、アメリカの低所得者層にとっては「嫌なら食べなければいい」では済まされない、複雑な社会問題があるようにも感じます。

日本で暮らす限り、よほど無茶な食生活をしなければ、トランス脂肪酸を気にする必要はさほどなさそうですが、残念ながら、今のサウジアラビアの生活は健康とはほど遠いものがあります。外食ばかりで野菜が少なく、脂っこいものばかり。しかも断然肉が多い。前任地のエチオピアに比べたら何を食べてもおいしいというのも問題です (つい量が…)。その上、車社会なので長距離を歩く必要もないし、3月から9月までは暑かったり砂嵐だったりと、そもそも外出したいとは思いません。こんな状況なので、気持ちとしては逆に日本にいる時よりも健康に気をつけなければと考えるわけですが、実際はなかなか難しいですね。

もともと運動はしない方なので、せめて食生活の改善をと思い、最近よく聞くトランス脂肪酸に対して、「体に良い油」をテーマにいろいろと調べてみたところ、亜麻仁油 (Flaxseed Oil) がインターネットの各所で絶賛されていることがわかりました。リヤドならあるかなぁと思いつつカルフールという大型スーパーに行ったのですが、2軒目でなんとサウジ国産の亜麻仁油を発見しました。サウジアラビアも肥満が社会問題化する一歩手前ですから、それなりに需要はあるということなんでしょう。ついでに、他にも健康的なものがないか物色してみました。以下、カルフールで買ってきたものです。

亜麻仁油 (120ml/800円、サウジアラビア製)、エクストラバージン・オリーブオイル (UAE製、チュニジア産オリーブ)、ツナ缶 (健康によいキャノーラ油漬け、イエメン製)、ヨーグルトドリンク (脂肪燃焼、サウジアラビア製)、スナック菓子 (トランス脂肪酸ゼロ、サウジアラビア製)。思っていたよりいろいろなものがありました (写真1, 2)。亜麻仁油は450ml/2,000円のボトルもありましたが、熱と光に弱く保存が難しいそうなので、とりあえず小さいのを買いました。変に酸化しているようなことがなければまた大きいのを買うということで。(←いまひとつサウジを信用していない)。

亜麻仁油の効能はインターネットをちょっと調べればいろいろ出てくるのでここでは省きますが、万能薬というかちょっと神格化されつつあるような雰囲気を感じました。すごすぎて逆に「?」マークが浮かんできます。なので、自分としてはそこまであれこれと効能は期待せず、とりあえず「血液サラサラ」を信じて、サプリメントとして亜麻仁油を摂ることにしました。加熱すると酸化してしまうので、サラダにかけたり直接飲むのが良いそうです。

カルフールで買った亜麻仁油をさっそく開封し、スプーンに注ぎ観察してみました。色は黄金色というよりもう少し茶色で、薄いごま油といったところ。そして香りをチェック。タイム (ハーブ) のような強めの香りがあります。かすかに青魚というか生臭い感じも。ひと言で言えば、本場イタリアのアンチョビピザみたいな香りでしょうか (←わかりにくい)。続いて舌先でぺろりとなめてみると、「に、苦い…」 もともと他人より苦みを強く感じる体質のようなので、思わず声がもれてしまいました。「これではじっくり味わうのは無理」と瞬時に判断し、舌の上にスプーンをペタンと載せると、上を向いて一気に喉の奥に流し込みました。

こうすると、ほとんど苦みは感じませんでした。インターネットで読んだ「クルミっぽい味」という表現には納得で、「タイム+青魚+クルミ (渋皮付き)」というのがかなり当を得た味の表現ではないかと思います。良く言えば風味豊か、悪く言えばクセがある。一部の人がネットに書いているような、「まっずーーー!」ということはなかったです。一抹の不安は、サウジアラビアでそんなに細かく生産管理できているとも思えないので、実はかなり酸化が進んでいるのではないかということ。色も濃いめだし苦みも強いし (製造は今年2月)。本当はまずちゃんとしたやつを味わってみたいんですけどね。

さて、亜麻仁油を飲んだらどんな変化が起こるのか。しばらくたったらまた経過報告をしたいと思います。

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